日本ミツバチの逃去群?

いよいよオオスズメバチの子育てが佳境に入って来たと思われる今日この頃です。
今年蜂場にやって来るオオスズメバチは例年に比べて少ない方でしたが、それでもここ1、2週は集中攻撃を受ける群が出てます。

後少ししたらオオスズメバチの新女王が飛び回る様になるでしょう。当然、それを追いかけるオスも。。。

さて、そんなオオスズメバチの襲撃ですが、何も西洋ミツバチに限った話ではなく、当然日本ミツバチも目を付けられた巣は襲撃を受けます。

日本ミツバチは必殺! 熱殺蜂球でオオスズメバチをやっつけるのは良く知られた事ではありますが、それは偵察蜂を首尾よくやっつけたケースであって、偵察蜂を取り逃がした場合にはやっぱり集団で攻撃を受けます。

、、、で、どうなるか、、、セイヨウは最後の一匹まで残らず殺されて”全滅”してしまいますが、ニホンの場合には、、、巣を捨てて逃げます。
割と現実主義なんですね。

そんな”逃去群”でしょうか?
蜂場の一画にあるハゼの木にどんぶり一杯ほどのニホンミツバチが蜂球を作っているのを見つけました。

多分、オオスズメバチに襲撃されて逃げてきた逃去群だと思いますが、これ女王蜂いるのかな?
最初蜂は全部上向いてたんだけどカメラ近づけたら陣形崩れちゃった。
しかもこれっぽっちの数でこれから巣を探して冬越せるんでしょうか?

でも、これはこのままにしておきますよ。自然のものは自然のままが良いんです。

シークヮーサー

朝晩寒くなってまいりました。
いよいよ秋も深まって参りました。

カマキリが卵を産んでるのを見つけましたけど、こういうのを見ると”秋”と言うより、もうすぐ”冬”・・・って思いの方が強くなります。

数年前に植えたイチジクの木は今年夏の干上がりとカミキリムシ(の幼虫)の芯喰いによって2本残して他は全滅しました。
蜂内検の際、休憩時のおやつとして食べる事ができたのは10個に満たないという散々な結末でした。
まあ、蜂箱のすぐ横に植えたので農薬やれませんからね、完全無農薬の限界・・・ですかね?

ところで同時期にお遊びで2本植えて完全放置していたシークヮーサーなんですが、今年初めて実が付きました。
愛媛でもちゃんと実がなるんですね。
っていうか草ボーボーの中よく生き残って実を付けたなぁ・・・

まだまだあります。

はちみつに漬けて見ておいしかったら枯れたイチジクのところに本格的に植えて見ようかな。

それにしても今年の蜂は順調だなぁ。。。。このまま行ってほしいです。

巣箱の中、靴下の匂いがし始めました。
セイタカアワダチソウの花粉と蜜が入り始めた証拠です。

台風、長雨、、、そして体調不良

8月は日照り続きで酷暑で雨が全く降らず、みかんを始めとしていくつかの木が枯れているのを目にする程でした。
9月に入ったら今度は雨に次ぐ雨、時々台風が通り過ぎて行って一瞬晴れ間が覗くものの又すぐに雨模様。
おかげで蜂の内検作業もままなりません。
おまけにここ最近ずっと体調がすぐれず。。。

それでも蜂を放っておくわけにいかず、解熱・鎮痛剤を飲んで内検行ってます。

夏の暑さで散々痛めつけられた蜂群ですが、秋は越冬に向けて勢力を回復する大切な時期です。
この時期、群の趨勢に多大な影響を与える外的要因は2つ。
一つはダニで、これが増殖するとあれよあれよと言う間に群が衰退してしまいます。
もう一つは”オオスズメバチ”。
この時期はオオスズメバチにとっても正念場の時期となります。
来年の女王蜂とオス蜂を大量に産出して子孫を残さねばなりません。
よって、オオスズメバチの働き蜂はそれら次世代の幼虫を大量に育てるための大量の肉を必要としていて、そのターゲットがミツバチの巣箱な訳です。

でもでも、嬉しい事に今年のミツバチの状態は近年では一番良い状態になってます。
あくまで「今の所は」ですけど、、、

未交尾だった4群も先週日曜(2日)には全て交尾完了してましたし、女王蜂の羽切りも今日で全て終えました。
まあ、色々問題アリの群もあるけどね。

オオスズメバチが捕獲器にかかると、よせばいいのに門番や警戒蜂がこうやって一斉にオオスズメバチに飛びかかっていくので無駄な犠牲を出してしまいます。

金網の中には4匹のオオスズメバチと底に横たわる殺られたミツバチ。
外に群がるのはこれから殺られる予定のミツバチたち(涙)。
こういうのを見つけたら、ミツバチを追いやっておいてバーナーでブォ~~。。。
ごめんね、オオスズメバチ。君たちに罪は無いんだけど仕方ないんだ。
でもこういったケースでの被害の程度は割と軽微。

こちらは巣門前に何匹か取り付いて攻撃受けたパターン。
こちらは見ての通り大災害になります。
左下隅にはミツバチに集団で反撃され息絶えたオオスズメバチが写ってますけどね、、、攻撃力の差は歴然でしょ?
この群、すこぶる調子良かったのに1/4~1/3程蜂が減ってしまいました。

越冬までの最後の蜜源、セイタカアワダチソウが咲き始めました。

去年は”困る”程の蜜が入りましたが、今年はどうでしょうね。
最後の採蜜以降、一度の給餌の必要もなくここまで来てて、まだ貯蜜もある程度あるので、「そこそこの流蜜」で構いませんよ。

カラス山椒の蜜「盛夏の蜜」を販売開始します

今年想定外に蜜を吹いた「カラスザンショウ」の蜜・・・ネットでの販売準備に時間掛りましたが本日ようやくネット販売にこぎつけましたのでお知らせします。
商品名は「盛夏の蜜」になります。
商品カテゴリ「夏の蜜」の中に入っています。分かりにくくてごめんなさい。

2016年産 「盛夏の蜜」1Kg

2016年産 「盛夏の蜜」500g

数量限定故、売切れの節は何卒ご容赦願います。

事はそううまくは運ばない

生き物相手だとそうそう思い通りに事は運ばない・・・。
最近では

【その1】
みつばちの天敵、ミツバチヘギイタダニの駆除。
薬剤耐性をなくす為、2年間使用を控えて今回満を持して投入したアピスタン。
山の本蜂場に置いていた群はバッチリ効いた。
だがしかし、、、
巣箱を置かせてもらっていたみかん山の群は越冬に向けて今は引き揚げて来ているが、これらの群のいくつかでアピスタンが効いてない。
現地で「もらいダニ」でもしたかな?
急遽ギ酸を規定量の2倍投入したけど産卵は激減。
ダニは今は沈静化しつつあるけど、、、薬剤耐性、、、って難しいなぁ、、、

【その2】
未だに女王蜂の更新ができてない群があと4群!
ちょくちょく女王蜂の交尾飛行が失敗するけど、2回連続失敗したあたりから働蜂の「やる気」が急激に落ちてくる。
なんだか作る王台も投げやりで、従って産まれてくる女王蜂も貧弱で・・・
今、3回目の女王更新失敗で4回目の作り直し中。
もはや採蜜できる群は諦めて、単なる越冬の為だけの女王蜂養成・・・。

さすがに4回目は、、、こっちがしんどいわい!!


写真は記事の内容とはなんも関係ありません。

想定外の出来ごとばかり

今年、西日本の暑さは異常でしょ。
連日35度を超えて、とても屋外で作業する状況ではありませんよ。

あまりの暑さによるのでしょうか、蜂も急激に数を減らして来ていて、ここの所内検しながらついつい口に出るのが、
「毎年、この時期、こんなに蜂の数少なかったっけ?」・・・です。
女王蜂の産卵もビックリするほど減ってるし、こりゃまずいなぁ。

今年はカラスザンショウが大量の蜜を吹いてウハウハ・・・と思われるでしょうが、実はとっても困ったことが起こっています。

来年の採蜜の為に養成している群は単箱になっていますが、カラスザンショウの蜜が大量に入って産卵圏がほぼありません。
通常1枚の巣脾は、貯蜜3割、産卵圏7割くらいが理想ですが、なんと今年は貯蜜圏が8割くらいまで広がってしまって・・・

問題なのは既に巣脾満杯になってる群でして空巣脾を入れられません。
仕方ないので今年はこの時期に継箱上げる羽目になってしまいました。

この死にそうに暑い中、余計な作業を強いられて、余りの熱気に最後は意識朦朧として、写真も一枚も撮れず、ブログも更新できず、、、これは先週やった作業の内容でした。

ダニ対策開始

暑い。
今年は猛烈に暑い。。。
当地、連日の35度超え、、、、猛暑日が続いております。
お盆の帰省ラッシュピークが今日だとニュース流れてますが、我が家では全身ビッショビッショになりながら今日も蜂作業。。。

今年の採蜜も全て終わり蜂作業は越夏、越冬の為の作業に移っています。

2年前からダニ薬をアピバールに替えておりましたが今回からアピスタンに戻しました。

同じ薬剤を使い続けると薬剤耐性を持った個体が現れる為、薬が全く効かなくなります。
「薬剤耐性」とは病原菌や病害虫などが、環境条件や一定の薬剤に対して抵抗力を持ち、これらの薬剤が効かない、あるいは効きにくくなることを指します。

2年経過すれば薬剤耐性は無くなると言われていますので今回から薬剤を替えて耐性ダニの発生を抑えて行きたいものです。

さて、夏の蜂管理と言えば「オオスズメバチ」対策も一つの重点項目なのですが、今年は梅雨の大雨以降オオスズメバチの姿を一切見ていません。
今年はキイロスズメバチはやたらと多いんですが、、、、、でもそろそろ捕獲器を設置しなきゃなりませんね。

最後の採蜜

今年はカラスザンショウが大量の蜜を吹きました。
6月下旬に夏の蜜を搾った時「これが今年最後の採蜜」と思ってたのに嬉しい誤算となりました。

カラスザンショウが開花してから、あっという間に蜜が溜まって、無駄巣だらけになって、蓋掛けされて・・・

これだけ蓋掛けされててもこの時期に採れる蜂蜜は糖度が問題・・・・・・

さあ、どうでしょうか・・・。

アレアレ、これだけ蜜蓋されてて79.3ですか・・・・・

まあこういうのもありますから良しとしましょうかね。

明日、残りの蜜を採蜜したらこれで本当に今年の採蜜は終わり。

これからはダニ対策とお盆過ぎからのスズメバチ対策がメインの作業になります。
(おっと、まだ女王蜂の更新が完了してない群があった。こちらも早く終わらせないと。。。。)

蜂蜜のネット販売再開します

蜂作業が多忙を極めて先送りしてきたネット販売ですがやっとのことで再開できました。

今年も種類、数量限定ではありますがネットショップの方でご案内しておりますのでどうぞよろしくお願いします。
数量限定故、売切れの節は何卒ご容赦願います。


2016年産 春の蜜

2016年産 みかんの蜜


2016年産 夏の蜜

貯蜜爆増・・・無駄巣も・・・

暑いで~す。とろけてま~す。しんどいで~す。
日中の内検は半分以上意識飛びま~す。
体力・気力ともフル充電しても6割くらいしか戻りませ~ん。
夏バテ防止に土用の丑の日、、、うなぎ高過ぎ、、、食えませんでした~(笑)。

カラスザンショウが開花始めて1週間程経ちました。

カラスザンショウの花は・・・うまく写真撮れません。
高ーいところで上向きに咲いているので。。。
コンデジ・望遠のモヤが掛った様な写真ですいません。

ところで今年のカラスザンショウは大量に蜜吹いてますか?

この地のこの時期にしては珍しく無駄巣があっちもこっちも出来て内検が大変な事になっております。

この分だともう一回採蜜しなきゃならないのは確実だけど、、、暑過ぎて、、、
来週の土日あたり、、、一応天気予報は最高気温32℃だけど曇りの予報なので頑張りましょうかね。