蜜源植物の植樹

蜂場周りの蜜源植物、みかんの後はハゼの木やアカメガシワ、マサキなど樹木系の蜜が入ってきますが中々貯まらない。
夏場、蜜源の何かの足しになるかと思って植えたヒメイワダレソウも山の雑草の勢いには到底敵わぬことがわかった。
地を這う草花はヘアリーベッチの様に茎を伸ばして辺り一面覆い尽くす位の勢いがないと無理だね。

去年は夏の蜜が採れたけど、一昨年は蜜源枯渇して盗蜂騒ぎで採蜜どころの騒ぎではなかった。
今年は・・・少しばかりは採れそうだけど、雨が長引けばわからない。

個人でできることなんて限られてるし、そもそも樹木の場合は蜜を出すまでに何年もかかるからほんの気休めなんですけど、2週間前に買っていた苗木をやっと今日、山に植えときました。それぞれ10本ほど。
途中から雨が降り始めてずぶ濡れになりながら作業しました。

いつも養蜂の参考にさせて頂いている「ナベショーさん」のところで紹介されていた「モチノキ」。
雌雄別株らしいけど、どれが雄株でどれが雌株かなんてわかりません。
常緑高木らしいので、山の端っこの斜面に。

こちらは「キハダ」
これも雌雄別株。当然どれがどれかさっぱり分かりません。
落葉高木らしいので巣箱の近くに。夏は日陰に冬は陽だまりに・・・。

最初は「ビービーツリー」とか「ソヨゴ」を考えていたんだけどやたら値が張るのよね。

樹木の花の移ろい

先週末は2日続けて雨・・・でしたので、2週間ぶりの内検。
行ってみてビックリ、雨がシトシト程良く降ったおかげで辺り一面草ぼうぼうでした[E:crying]

内検も14日ぶりとなると、もう何が起こっていても「しゃーないねぇ」でしたが、、、。

2週間前に未交尾だったいくつかの新女王も順調に交尾、産卵を開始していましたが、一方で。

・無王になっていた割出群 → 少しだけど変な卵が産み付けられていたのであきらめて他群と合同。
・交尾、産卵してるんだけど、産卵量が少なく、換王王台らしきもの一杯の群 → 王台除去、1週間様子見。
・2週間前、交尾、産卵確認したのに、何故か今回処女王になっていた群 → 様子見。
・新女王誕生していたが、働蜂より小さい女王(とほほ・・・) → 取り除いて別群から卵枠。
・未交尾4週目に入る新女王 → 様子見、おいっ!
・2週間前に誕生を確認した処女王、働蜂に攻撃を受けてる? → 蓋をそっ閉じ。

まあ、こんなところでした。

さて、夏の主要蜜源となる樹木系の花々。樹木系の花はあっという間に咲いて、あっという間に終わってしまいます。
3週間前に見たネズミモチの花なんて1週間後には影も形も有りませんでした。

アカメガシワはもうすぐ終わり。

マサキには今一杯蜂が集ってますが、これもあと何日持つでしょう。

一匹だけニホンミツバチが写っていますよ。さてどれでしょう。

今、至る所に咲き誇っているのがねむの木。

残念!これは蜜源になりません。ハチさん、この蜜吸えると良いのにね。

土曜は超特急で内検すませて、今日は蜂場の草刈り。

ああ、すっきり。除草剤なんて撒けませんから、草刈り機で草を刈ります。

夏の蜜源にと思って植えたヒメイワダレソウ・・・、山の雑草の勢いには完全に負けています。

ヒメイワダレソウ、山では無力でした。

オオスズメバチ、この時期はブドウジュースには見向きもしません。
幼虫を育てるのに”肉”が必要なんでしょう。巣箱にまでやって来てみつばちを1匹ずつ捕まえて飛んでいきます

女王かな?働蜂かな?
どっちか分からないけど、3匹やっつけました。

2匹、逃げられました。

最後に、1群だけ、巣門前でこんな態勢を取る群が居ます。

朝から晩までずっとこれ。
これ、一斉に上下にほんのちょっとだけ動くんですよ。見てると超カワイイんですけど。
何やってるんですかね。これって。

夏の蜜源

家人の入院、手術などあって週末てんやわんやしてました。
なんとか手術も、、、成功かな?

さて、生き物を飼う以上、それでも管理はしなきゃなりません。
みかんの花が終わると途端に有力な蜜源がなくなって、ボチボチ、じわじわ夏の蜜を貯めていくことになります。
諸般の事情で巣箱をあっちこっち移動させることはできませんので、うちでは定飼養蜂というスタイル取ってる関係上致し方ありません。
周りの野山では順繰りに樹木系の花が咲いていきます。
ヘアリーベッチもまだ咲いてますがもう終わりそう。そんな中、今みつばちの注目の的はネズミモチ。

ブンブン集ってました。

アカメガシワももうそろそろ開花しそうです。

これからの内検の主眼は蜜ではなく、蜂そのものに移っていきます。
ダニはどうか、蜂の数は、ちぢれ羽の蜂は居ないか、そして最大の作業は女王蜂の完全更新。
春以降、ぼちぼちと女王蜂の更新は行ってますが、いつまで経っても交尾しない女王や、女王が戻ってこれなくて無王となった群、交尾前の女王が分封してしまって卵もないので変成王台すら作れない群など、、、手当てをしなきゃなりません。
誕生3週目に入るのに未交尾の女王さんや、交尾しているはずなのに産卵しない女王さんなどはそろそろ決断しないとね。
まだ採蜜本体群の女王更新の終わってない群も残ってます。
問題は山積しています。

みかんの花

昨年は一気に咲いて、一気に散った感のあるみかんの花。
今年はバラッバラッと散発的に咲いてます。
花芽の一切付いてない木もありますよ。
今年は裏年だったかな?

皆さんはみかんの花の香り、ご存知ですか?
うちの近辺では外を歩いてるとみかんの花の香りがします。
良い香りですよ。

後2週間ほどでしょうけど、頑張れうちのみつばち達!

桜の終わり  その他の花々

ここの所の狙い澄ましたような7日周期のお天気模様。
今週も土日雨ですよ。
昨日はそれでも「くもり時々雨」程度だったので内検は一応できましたけどね。
お願いですからちょっとずれてくださいよ。

今年の桜はずいぶんと踏ん張ってくれました。去年はあっという間に散ってしまったんですけどね。

山の桜もそろそろ終わり。この一週間で桜の蜜も結構貯まりました。
桜の蜜はいつ頃出るのかとご質問ありましたけど、私もよくわかりません。
が、先日花が散った後の桜に蜂がぶんぶん集っているのを見ました。
またまたピンボケなんですが。

画像、ど真ん中にピンボケのハチが見えますかね。
随分と長い時間頭突っ込んでましたので、こういう状態で蜜が多く出るのかもしれません。

今年は想定外に桜の蜜が貯まりましたが、桜が終わって以降、主要な蜜源に乏しいこの地方ではこれから蜜が一旦減っていき、みかんの花が咲き始める頃までに盛り返して「春の蜜」の採蜜となります。

蜂場周りに蒔いたヘアリーベッチは花芽がわんさか出てきました。

ほんのわずかですが、既に咲いているのもありました。

勝手な思い込みでは蜜源枯渇する6月頃から咲いてくれるものと思ってましたが、こりゃどうも随分と早まりそうな気配。

蜂場への道すがらでは野イチゴの花が今咲き誇っています。

ここの所の花の流蜜で弱小群の中にもいきなり群勢を立て直してくるものが出てきました。
みかんの咲くころには採蜜群にできるかな?

女王蜂(とその群)の良し悪しについて、未だに良く分からないことが多々あります。
理想はたくさん卵を産んでたくさん蜜を集めてくる群。そりゃそうなんだけど。。。

実際には、、、
たくさん卵産むけど一向に蜜が貯まらない群の女王さん。
産卵はそこそこで思いっきり蜜を貯めこむ群の女王さん。
産卵も貯蜜も申し分ないんだけど、チョー攻撃的で手に負えなくなってしまう群の女王さん。
この女王さん、産卵少な~い、、、と思ってたら4月に入ってから爆発的に産卵し始める女王さん。
普段から多産で有望だと思っていたら、肝心な時にいきなり急減速してしまう女王さん。
あまつさえ、こりゃピカイチと思っていたらいきなり殺されてしまう(死んでしまう)女王さん。

これはうちの群でもNo.2の攻撃的群。その右上に写っているのがNo.1の超攻撃的群。
この2群を内検するだけで昨日は5発のお印を頂きました。

今の時期は若蜂がどんどん増えていく一方で冬を乗り越えた老蜂が天寿を全うしていってます。
最盛期の蜂の寿命は1カ月ちょっとですが、越冬期の蜂は4,5カ月あるそうです。
長生きしている蜂はお尻がだんだん黒くなってきますが、そんな中でもこりゃとんでもなく長生きしてるな・・・というおばあちゃん蜂を時々見かけますが、これはそんな中でもとびきりのおばあちゃん蜂。

真ん中の頭隠した真っ黒お尻がそのおばあちゃん蜂。
頭出ているショットが撮れなかったのが残念でしたが、この蜂、お尻だけでなく全身真っ黒でした。羽は茶色くなってボロボロだし。
もう外は飛べないけど、巣のお掃除頑張ってました。

蜂場周りに植えた蜜源植物

本日は気温がグッと下がりまして内検できる状況になかったので、夏の蜜源確保の願いを込めてヒメイワダレソウを一日がかりで植えてきました。

ポットに入ったこ~んなちっちゃいのを

大体の目分量で1m強間隔で植えました。
急な斜面なのと笹を刈って1年程の所なので根がはびこっていて往生しました。

旺盛な繁殖力で爆発的に広がるとのことですがさてどうでしょう?
6月~10月頃まで小さなかわいい花を咲かせるらしいので初夏~秋頃までの貴重な蜜源になってくれればうれしいな。

蜜源と言えば昨年秋にヘアリーベッチの種も蜂場に蒔いていました。

発芽後、冬の間は殆ど伸びませんでしたが、ここのところ徐々に草丈伸びてきている様子。
こちらも(多分)6月頃に開花してくれるはずなので合わせて蜜源として期待しています。

両方とも蜜源としてのみならず、雑草を防止する効果も期待しています。
春以降の草刈りは月イチでやらねばならず、かなりの負担になってましたからね。
効果の程は・・・。

西洋みつばちと日本みつばち

庭のサクランボがほぼ満開です。

蜂達もうれしそうに飛び回ってました。
今日、サクランボの花に集まっている蜂は西洋みつばち6、日本みつばち4くらいの割合でした。
この日本みつばちはどこから来るんだろうか?誰か近くで飼ってるのかな?自然巣かな?
かなりの数が来るので割と近くにいると思うんだけど。

さて、突然ですがここで問題。
日本みつばちと西洋みつばち、あなたは見分け付きますか?
下の写真は蜜蓋を切り取ったものをボールに入れて庭に置いていた時のもの。(2月28日の写真)
この中に日本みつばちと西洋みつばちが居ます。日本みつばちはどこらへんに居るでしょうか?

季節の花と蜜蜂

今の時期は花盛り。蜜蜂達も色んな花を訪れています。

フリージアはとても良い香りがします。

アブラナ科の花は蜂達がよく好みます。

畑に放置していたブロッコリーが花盛り。自宅群の蜂が盛んに訪れています。

トウ立ちした大根に咲いた花にもよく集まります。

一方、今まで一度も実をつけたことのない「佐藤錦」。余りの花の少なさに蜜蜂達も知らん顔?暖地ではちょっと厳しいんでしょうね。
今年も実をつけないだろうな。

掃除採蜜を行いました

山の蜂場の麓にある公園の桜は今日満開でした。

見事に咲き乱れてますねぇ。

山の蜂場に行く途中には野イチゴの花が咲いています。

もう花は終わりかけていますが、うちの蜂達やニホンミツバチが盛んに訪花していました。
この辺り結構ニホンミツバチを見かけます。

さてさて、今日は予定通り掃除採蜜を行いました。

蜜蓋をされている所は切り取って遠心分離機にかけます。
まだ蛆の房もありますので慎重に回転数を調整して飛び出さないようにしなくてはなりません。

楕円に蓋掛けされている、その外側が貯蜜枠です。蓋掛けされているものを蜜刀で切り取った状態の写真です。
上の方に少し白っぽい色の蓋が掛けられているのは雄蜂房です。最近一気に雄蜂房が増えてきました。間違えて雄蜂房を王台にしているのがありましたが写真を撮り忘れました。もちろん取り除きましたが、この辺りの話はまた機会があれば。

この巣板は働蜂は通れるけれども女王蜂は通れない隔王板という板を隔てた継箱という空間にありますので、新たに卵が産みつけられることはありません。
蓋蜂児から成虫が誕生したら空き房になって蜂蜜が溜まっていくという寸法です。
これでやっと蜂蜜を集める準備が整いました。
おいしい蜂蜜を集めて下さいね。

桃の花と桜が同時に満開

今年は桜が咲くのが早すぎます。
記録を取り始めてから2番目の早さなんだそうです
こちらでは例年に比べて8日も早い満開宣言。
うちの近所の公園の桜も満開でした。

まだ蜂の準備整ってないのに・・・。

うちの裏庭にある八重咲きの桃にうちの蜂が盛んに訪れていました。

山の蜂は明日「掃除採蜜」を行う予定です。
越冬の為に与えた「砂糖蜜」やダニ薬「アピスタン」の成分を蜂蜜に残さない為にどうしても必要な作業となります。
掃除採蜜した後に溜まった蜂蜜が初めて本物の蜂蜜になります。

麓の桜はもうすぐ散るだろうから、山頂の桜に期待したいです。山頂の桜は約1週間遅く満開になるので春の蜜に少しは桜の蜜が入ることを期待しているこの頃です。