秋の深まり・・・悲喜交々

今朝、犬の散歩コース途中の斜面ででっかいイノシシが罠に掛ってました。
檻ではなく、足に引っ掛かる罠だったみたいで突然斜面から飛び出て来たのでびっくらこきました。
そこの近所の人たちが何やら電話してましたけど、ありゃどうやってトドメさすんでしょうか?
まさか鉄砲ぶっ放すわけないですもんね。
勝手な妄想しながら帰ってきましたが、事の顛末見てみたかったな。

日中、今日は結構暑かったですけど、ここの所の冷え込みのせいでしょうか、巣箱によってはオス蜂の受難が始まっているみたいです。

オス蜂房の蓋が齧られ、食い破られた所でオス蜂の蛹が引きずり出されている光景がいくつもの群で見られるようになってきました。写真でも齧られて白くなっている蓋と頭のなくなった白い蛹が見えます。

一方で、未だにオス蜂房に産卵して幼虫が育っている群もいくつかありますけど、、、
どういう基準でこういう違いが出るんでしょうかね?

さて、秋の花が咲くまでは一進一退が続く貯蜜と花粉量なんですが、弱小群を中心にいよいよ花粉が全く無くなって来てしまいました。
今日はいくつかの群に代用花粉の給餌を行ってきました。

これは8月の台風で巣箱が倒れた群のうちの一つです。すこぶる調子が悪いのでダメかも知れません。大きくてとても良い女王の群だったのに、、、
(番号の違う巣脾が入っているのが苦闘の跡を物語る?・・・)

さて、去年、蜂場にイチジクの木を植えたんですが、今年は雨が多かったのと、それもあって蜂の内検で手一杯だったため手入れせず放ったらかしにしていたら枝がぶきぶき伸びてしまいました。

それでもまあ何とか実も生って熟すのを楽しみにしていたんですが、

少し色づいた実はあと数日、、、という所でぜ~んぶ山のモノ達に食われてしまいます。
未だい~っこも人様の口に入ったものはありません。
ほんとに、もーーーーーっ(#`Д´)

巣脾の回収開始

ここの所、朝の気温が20℃を下回る日が多くなりました。
今日は最低気温17度、最高気温も23℃、、、肌寒いよ。

最後の採蜜をした後の巣脾、うちでは暫くそのまま蜂に預けています。
蜜は貯まらないけど、カビたりスムシに食われる事が無いので。
そういう意味でも蜂達は凄いですよ。完璧に巣脾を守ってくれます。

でも、今年は気温が下がるのが早かったので、去年より2週間以上早く巣脾の引き上げを始めました。

引き揚げた巣脾は2日程冷凍庫に入れてからビニール袋で包んで保管することになります。去年、エタノールで保存できることを群馬の山さんから教えてもらいましたが、今年はまだワサエースがたんまり残っているのでこちらを使おうと思ってます。

冷凍庫は1回で1個しか巣箱(継箱)入りませんので今日持って帰った分だけでも全部処理するのに2週間以上掛ります。
これからどんどん巣脾を引き上げますので処理が全然追いつかなくなります。

女王蜂の剪翅

この3連休、久しぶりに天気予報は全て晴れマーク!
こんな時こそ、普段は中々出来ない作業をすべし。

というわけで、今日は1群1群、じっくりと内検すると同時に来年の分封防止の為に女王蜂の剪翅(翅を切ること)を行いました。

女王蜂の翅を切ることで、もしも分封したとしても女王蜂は飛ぶことができず、近くの木に集まった分封の蜂はあきらめて巣箱に戻ってきます。
時々飛べない女王蜂が巣門に戻ることが出来ずに死んでしまうことがありますが、少なくとも蜂の数だけは保持できるということになります。
普通に分封されると蜂の数はガタ減り、大体半分近くになってしまうばかりか、蜜をわんさか吸って出て行ってくれますのでその年の採蜜は、、、まあ無理です。

でもね、女王蜂を捕まえて、指で保持して翅を切るのは私にとってはとても緊張することなんですよ。
足を切ってしまわないか、ハサミで傷つけてしまわないか、押さえつけ過ぎて何処かに障害を与えてしまわないか、考えれば考えるほど緊張してしまいます。

剪翅の際の写真撮ろうと思いましたが、両手塞がってるのでどうしても写真撮れませんでした。

さて、今年はオオスズメバチの姿を見ないと言ってましたが、今日行くとスズメバチ捕獲器にオオスズメバチが6匹ほど掛ってました。とうとう出てきましたね。
今年は出てくるのが遅かったなぁ。

でもね、今年のオオスズメバチ、小っさいのよ。
左からオオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ。

今年は雨の影響で栄養が不足したんでしょうね。
出現も遅かったし、体も小さいし。
彼女達も大変なんだとは思いますが、うちの蜂は無視して他所で狩りをしてね。
お願いします。

花粉、貯蜜の状態、、、その他

8月に最後の採蜜をして以降、貯蜜量は一進一退を繰り返し、ある群では「あれっ、増えてる」、別の群では「全然なーい」。
8月の採蜜ではぜーんぶ採蜜、、、なんてことはせず、ちゃんと蜂達の為に一部残してますので、貯蜜が枯渇しそうな群にはそういう蜜をあてがって総体としては増えもせず、減りもせずかな?

ところが、花粉はかなり枯渇して来ていて、やっぱり雨が多い影響だと思うんですが、先週の内検の際に、もうこれ以上花粉が無くなれば、来週は花粉給餌だね、、、と思っていたんですが、、、。

今週の内検ではどの群も劇的に花粉が入って来ていてホッとしています。
白っぽい花粉なんですが、一体何の花粉でしょうかね?

話変わりますが、昨日アップした記事で、「キイロスズメバチ」ばかりやってくる、、、と記しましたが、今年のは例年やって来るキイロスズメバチとちょっと色が違うんですよね。

これまで来てたのはもっと色が「黄色」だったんですが、今年のは何だか「オレンジ色?」
いやいや「明るい茶色?」
黒い筋ももっと鮮明でくっきりだったはず。
飛んでる時は赤くさえ見えるよ?

これ、キイロスズメバチで良いんですよね?もしかして別種?

9月になりました

こちら、8月はずっと愚図ついたお天気でしたが、9月に入ってもなおすっきりしませんねぇ。
おかげで、今年は割と涼しい中で蜂のお世話ができますので、去年みたいに作業着が全身汗びっしょり・・・なんてことがありませんので、その点だけは良かったです。

今日も天気予報は午後から雨・・・でしたのでお昼ご飯を持たずに内検行きましたら、いつまで経っても雨降りません。
お昼抜きで作業してましたら午後4時位に突然近くで雷がゴロゴロ鳴りだして、雨が降ってきましたので速攻退避してきました。
後数群で終わりという所だったんですがね。
今日はカメラ持っていくのを忘れたので写真一枚もなし。

アピスタン投入して3週目(21日目)ということで、オス蜂房の中で程良く育った(?)ダニが確認できるかと思いまして、割と丁寧にオス蜂も取り出してダニの確認をして回りました。

居る群には居ますねぇ。巣房の中で誕生したばかりの白いダニも含めて多い巣房では4~5匹のダニが居る群もありました。巣房の中にピンセット突っ込んでダニを潰して回りましたが時間かかる。
ダニを背負った働蜂の居る群もありましたが、出房したオス蜂房から出てきたばかりのダニであって欲しいな。そういう事にしておこう。
耐性ダニなんだったらシャレになんないよ。

全体的には総じてダニが少ない。
去年は残暑厳しく今の時期でも連日30℃超えだった。
そのせいかどうかは分からないけど、6週目でアピスタン取出した時にもまだダニが残ってたので、その後ギ酸を使ったけど今年はどうかな?

さて、過日スズメバチ捕獲器を設置したものの、今年はオオスズメバチが一匹も出てこない。8月入ってからこの方一匹も見ていない。
コガタスズメバチも殆ど来ない。

今わんさか来ているのはキイロスズメバチ。
今日の内検の最中でも10匹ほど捕まえたけど、こりゃどっかすぐ近くに巣があるね。

ダニが・・・居ない・・・

今年、西日本では8月にまともに晴れる日はないですね。
来週も雨、曇り、の予報が連なってます。

今日も当初予報は雨だったものの朝からうっすら日が差したりしてましたので内検してきました。
(おかげで今年は随分と涼しく、内検が楽です。)

先週ダニ薬のアピスタンを投入しまして、いよいよ冬に向けての体制作りに入りました。
で、ダニの状況はどんなもんだろうと内検してみましたが・・・。

ダニが居ない。。。。

例年ですと巣箱の底にアピスタンで駆除されたダニが散らばっているのですが・・・。

巣箱の底、巣門の前、徹底的に確認しましたがほぼ居ません。(ごくわずかの群では確認できましたが、それでも2,3匹程度)
(写真に写っている黒い点は蜜蝋です。)

もしかして、今流行りの耐性ダニか・・・? と働蜂がダニ背負ってないか徹底的に眼を皿の様にして探しましたが一切見つかりません。

これまでこんな経験無いです。

これは素直に喜んで良い事なのか・・・、それとも自然の神が巧妙に仕掛けた罠なのか・・・。

今年は本当に縮れ羽の蜂を一匹も見てないんですよね。
うまく行ってるのかな。

けど慢心は禁物、気を引き締めて行きます。

ムカデに捕食されるみつばち

巣箱の周りは敵だらけ。
たまにこういうシーンに出くわします。

丁度うちのかわいい蜂を捕まえた直後みたいです。

なんかアップで見ると凄い顔してますね。

この鎧、かなり硬くて多分オオスズメバチの針でも通らないでしょうね。

あんまり見たくない人もいたかもしれません。
ごめんなさい。

秋に向けて・・・自作スズメバチ捕獲器の設置他

もう、ほんっとに毎日毎日愚図ついたお天気で、このお盆休みに予定していた作業の半分もできなかった。
でも一応夏蜜の採蜜できたし、これからは蜂の健康管理に気をつけて秋の群勢を整え越冬に向けてGo。

お盆休み最終日の今日は内検&ダニ処理&スズメバチ対策!

今年はこれまでで最も順調に推移している様に見えます。
女王の更新は2群でどうしても新女王を受け付けず、生れては殺され、生れては殺され、、、今日も他群から卵枠を入れてきたが、それ以外の群ではとても順調。
ダニの被害も今年はこれまで殆どない。
でも、こういう時こそ気を緩めず、万全に対応しないとね。

全群にアピスタンを投入しました。

今日以降、春の掃除採蜜までに貯まる蜜は人様が口にする事は絶対にありません。
ついでに言うなら、春に「掃除採蜜」して以降、蜜とか花粉の給餌なんて一切したことありませんからね。
どこぞやのブログで採蜜前に給餌していると書いてるの見てビックリしました。

うちでは余程のことが無い限りダニ薬投与は全群一斉に対処します。今週はここ、来週はここ、、、ってやってると迷い蜂がある一定程度居ることを想定すると薬に耐性を持つダニが出る危険性がありますからね。

ダニ薬入れて2時間程してとある群の巣門前を見ると・・・。

やっぱりいるねぇ。
この群は結構ケバイ群なんだけど、お掃除大好き。早速巣門の外に出してきました。

さて、一通り内検とダニ薬の投入が終わったら〆は自作のスズメバチ捕獲器の設置です。
去年のお盆休みには35℃を超える猛暑の中、このスズメバチ捕獲器をこじゃんと作ったなぁ・・・。

ここの所、蜂場に現れるのは「キイロスズメバチ」と「コガタスズメバチ」ばかり。
オオスズメバチはここの所の天候不順で生育が思わしくないのかな?
キイロとコガタは木とか軒先とか高い所に巣を作りますが、オオスズメバチは土の中に巣を作るんです。
なので雨が大量に降ると巣がダメになる。

スズメバチ捕獲器の設置をしている最中にもう既にコガタスズメバチ(2匹)が捕獲器に入ってました。

まあ、でも、概ねこの時期にスズメバチ捕獲器に掛るのは何を隠そう、、、

ミツバチのオスなんですけどね。
君達、なんでわざわざそこに掛る?

追記:
今日作業中、とある広告屋を名乗る不届きものから契約もしていない広告掲載の督促電話があった。
広告掲載の承諾書を送れとかなんとか勝手なことほざいてたから思わずぶち切れたら、向こうも「契約書送るからな!」と啖呵切って電話が切れた。なんだこいつ。ふざけんな!
今度掛けてきたら名前さらすぞ。

台風被害の確認

今日内検行ってきました。
転倒した群、蓋を飛ばされた群、殆どの貯蜜を他群に持っていかれました。
最も心配したのは転倒した群の女王が健在か否か・・・。

本当に幸いな事に全ての被害群の女王は健在でした。
けなげに産卵もしてました。ちょっとおかしなのも居ますが。
蜂数もまあおそらく1割減ってとこでしょうか。
よかった、よかった。本当によかった。
付近の大木が何本も幹から折れてましたので突風が吹いたのかもしれません。

元々夏の蜜は殆ど量が採れないけど、今回盗蜂受けて無くなった分はちょっと痛かった。
尤も8月入ってからの長雨の方が影響大きいですけどね。

女王蜂が健在で群も再建できそうだし、今回の事は不幸だったけど、良い勉強をさせてもらったということにしておきましょう。

台風一過の惨状・・・・・・・・・・・・・

ブログを書く気力も無いけど、今後の為に、自分への戒めとして記録に残しておこう。

台風一過、今日の夕方、ぬかるみでスタック寸前になりながらもやっと山の蜂場に辿り着いた。
何事もないようにという淡い期待は見事に裏切られ、厳しい現実がそこにあった。

蓋が飛んでしまった群が4群、転倒してしまった群が6群。全て継箱採蜜群。

これらの群は全て他群の盗蜂に遭って貯蜜は全て、継箱含めて全てスッカラカンになっていた。一体どの位の蜂が生き残っているのか・・・。

夕闇迫る中で女王の生死も今日は確認できず。

巣箱をグジャグジャにされた蜂達は殺気立っていて顎に6発、首に7発、右手4発、右腕、左手、左腕、足に尻に背中に・・・もう数え切れないほど全身を刺されながら巣箱を起こして回った。

でもこんなの彼女達が受けた痛みに比べたら、大したことないよね。

ごめんね。本当に申し訳ない。
いくら謝っても謝り足りない。

本当に情けない。