桃の花と桜が同時に満開

今年は桜が咲くのが早すぎます。
記録を取り始めてから2番目の早さなんだそうです
こちらでは例年に比べて8日も早い満開宣言。
うちの近所の公園の桜も満開でした。

まだ蜂の準備整ってないのに・・・。

うちの裏庭にある八重咲きの桃にうちの蜂が盛んに訪れていました。

山の蜂は明日「掃除採蜜」を行う予定です。
越冬の為に与えた「砂糖蜜」やダニ薬「アピスタン」の成分を蜂蜜に残さない為にどうしても必要な作業となります。
掃除採蜜した後に溜まった蜂蜜が初めて本物の蜂蜜になります。

麓の桜はもうすぐ散るだろうから、山頂の桜に期待したいです。山頂の桜は約1週間遅く満開になるので春の蜜に少しは桜の蜜が入ることを期待しているこの頃です。

今年は桜の開花が早すぎる・・・

近隣の桜も2分咲き程度になってしまいました。
来週中には満開になると思います。
今年は桜の開花が早すぎますよ。
蜂の建勢が間に合いません。
桜蜜はやっぱり難易度が高すぎるね。

今日は山へ行くと蜂の羽音がブンブンと聞こえて蜂達も飛び回り、なんだか気分もウキウキでした。
さて、越冬に入る前に与えた「砂糖蜜」やダニ薬「アピスタン」の影響を取り除く目的で行う「掃除採蜜」を今月末に行う為には今日継箱(つぎばこ)をしておく必要があったので本日継箱できる群は継箱にしました。
養蜂は餌として砂糖水を与えているから蜂蜜も砂糖の混じった蜂蜜だ・・・なんてことはありませんよ。餌で与えた砂糖蜜はわざわざ全部綺麗に取り除いてから蜜を貯めていくんです。
掃除採蜜以降に桜蜜が入ればラッキー・・・かな。

自宅の庭に置いていた群が何故か最強群だという話は以前にしましたが、近所の方と立ち話した際に、庭の花にうじゃうじゃ蜂がたかっていて、箒で追い払っているんだけどすぐにたかってくる・・・みたいな話をされましたので、まあクレームではないんですが山の蜂場へ戻すことにしました。

自宅群は基本、リハビリ群です。今回の最強群となった群も、元はと言えば割り出した群で女王蜂が産卵を開始した直後に盗蜂にあってしまい、風前の灯となってしまった群を自宅に持ち帰ったものでした。梅雨時期以降は何故か自宅周辺の環境の方が良かったみたいで驚くほどの回復を見せた群なのでした。
ちょっと強引かと思いましたが、今日3段箱にしてみました。

みつばち達が集めてくるもの

みつばち達が集めてくるものは何も「はちみつ」だけではありません。
はちみつは謂わば炭水化物に相当するのに対して、「花粉」がたんぱく質に相当します。

後ろ脚に花粉をいっぱい付けて帰ってきます。
花粉は育児に使われますので、花粉の持ち帰り量を見れば育児がどれくらい行われているか大体の見当が付きます。
この時期、帰還する蜂達の約4割~5割は花粉を付けて帰ってきています。
色は「白」「クリーム色」「黄色」そしてなんと「ショッキングピンク」!
一体どんな花から採れる花粉なんでしょうか?
花粉の色から花の名前を言える人、すごいですね・・・僕は全くわからないです。

さて話がそれました。炭水化物とたんぱく質、これだけでは不十分ですね。
蜂達もしっかり補助栄養素としてミネラルを補給していますよ。

プランターの土にとまって何かをしきりに吸っています。

さあ、そしてやっぱり蜂といえども水は必要な様です。

雨水をしきりに吸っているみつばちです。

水は夏の暑い時期には巣箱内を冷やすためにも使われます。
まあ、いわゆる打ち水ってやつですね。

冬を越したみつばち達はあれやこれやと大忙しの様子です。

ただ今産卵中!

急にぽかぽかしてきましたね。
もう既に桜の開花宣言が出たところもあるようです。
この陽気に誘われて、女王様もせっせと産卵しています。

さてさて、女王様はどちらにおられますでしょうか?

おっと、そちらにおられましたか。
(中央、おなかに縞模様が無く、どーんと長いおなかをしてるのが女王様です。
1枚目の写真は同じ位置にいますが、おなかを巣房に突っ込んで産卵しているところなので、よくよく見ないとわからないかも?)

女王蜂が卵を産むときは働蜂が周りを取り囲んでまるで見守っているみたいですね。
なんか面白い。

弱小群合同と最強群継箱

同じような群勢、同じような貯蜜(花粉)状態で越冬に入ったのに、気温が上がってきて久方ぶりに内検をすると群の状態が全く異なっている場合がままあります。
貯蜜が驚くほど減った上に蜂数が「あれ~?」というほど減っている群もあれば、蜂数も殆ど減らず、貯蜜も殆ど減ってない群もあったりします。
蜂は蜂球の温度を保つため羽の筋肉を振るわせて発熱していますので、蜂球の温度が下がればそれだけエネルギーが必要となり蜜の消費が増えるんだと思います。
でもその分、余計なエネルギーを使った蜂は寿命が短くなってしまって、結果として蜂数が減ってしまうのかなと思っています。

さて、昨年末に越冬は難しいかも・・・と思っていた弱小群ですが、2群は気持ち蜂数が盛り返してる?ってな感じでしたが、1群は貯蜜も殆どなくなり、女王の産卵も弱く、蜂数も春に盛り返しは厳しいだろうという結果になりました。
そこで先日の内検時にこの1群は他群と合同しておきました。
合同というのは2つ以上の群を1つにまとめることを言いますが、当然ながら女王蜂は1匹だけしか存在できませんので他の女王蜂は「処分」しなければなりません。これがいつも辛い・・・。
まあ、群を救うためでありますので決行しましたけど気持ちはブルーになります。

さて、異なる群が一緒になりますと、その匂いの違いで敵と認識して殺し合いが始まりますので、合同のポイントは匂いの違いを認識させないことに尽きます。これを発見した人はすごい!
匂いの違いを認識させないようにするには、臭覚を麻痺させるか徐々に匂いに慣れさせるかの2通りあります。
私が知っている方法としては以下のものがあります。
・燻煙法 煙をばふばふ掛けて蜂の嗅覚を一時的に麻痺させて合同する方法
・日本酒合同 日本酒を蜂に噴霧して嗅覚を麻痺?(もしかして匂いを消す?)させて合同する方法
・サロンパス合同 エアーサロンパスを噴霧してサロメチールで嗅覚を麻痺させる合同法
・新聞紙合同 巣箱と継箱の間に新聞紙をはさみ、上下に合同する別々の群を入れる。新聞紙を齧って上下間の行き来が出きるようになる頃には他群の匂いに慣れてしまうという方法
・なにもせずいきなり合同 流蜜期で若蜂が多い時期にできるらしい。

このうち、燻煙法となにもせずいきなり合同は私は今まで一度もやったことありません。
さて、春めいてきたとはいえ、まだ20℃にも満たないこの時期に日本酒をふりかけるのはちと気が引けます。というより巣箱&蜂の温度を下げてしまうので避けたい。
新聞紙合同ならそんな心配もありませんが、2、3日後に合同の成否を見にいかねばならない。まだサラリーマンをしている私は週末にしか作業できないのでこれも却下。
ということで、あまりやりたくないのですがサロンパス合同で合同作業をしました。
サロンパスを噴霧すると蜂の羽音がものすごいので蜂達にかなりの苦痛を与えているんじゃないかと思っていますので、普段は日本酒合同派です。

さてさて、合同する群もあれば、建勢が進んで継箱になる群もあります。
最強群である自宅群は結構悩んだんですがね、経験を積む意味もあり実験的に産卵圏2段(隔王板無し)の継箱としてみました。このあと継箱2段が満杯近くになったら隔王板を載せてさらに3段目の継箱を載せます。ちょっと蜂数や蓋蜂児の割合など時期的にフライング気味なんじゃないかと思うのですが、さてどうなるでしょう。

洗浄中の巣箱の奥、左が自宅に持ち帰った合同した群、右が継箱した群。

おまけで2段継箱群の本日の時騒ぎ(ときさわぎ)

産卵爆増中

先週までは産卵圏が1枚~2枚程度でしたが、昨日の内検では1週間で産卵圏が4枚~5枚にまで急激に増えてきました。試験的に1群に巣礎を投入してみたところ、今日には既に9割方巣盛りしていました。うーん、春の蜜に向けてどんどんと増勢していきたいのですが、今のところ週末しか作業できないのがもどかしいです。
巣礎というのは巣の元になる基礎みたいなもので、これに蜂達が「巣盛り」をして初めて産卵できる「巣脾」となります。

これが巣礎です。

帰還する蜂達も花粉を抱えたものが4~5割程度にまでなりましたので色んな花が咲き始めたんだと思います。
うちのさくらんぼの花にもうちの蜂達がブンブンたかってました。

さて、そんな山の蜂場ですが、蜂箱を新しいものに入れ替える作業を行いました。

新しい巣箱で良い蜂蜜を集めて下さいね。

1年間使った巣箱は綺麗に洗って一旦冷凍してスムシを殺した後、バーナーで炙って殺菌、次の出番を待つことになります。

でも今持っている冷凍庫は巣箱が1個しか入らないので毎日入れ替えても何日かかることやら・・・。

春が来た

今年はやたらと寒い日が続きましたが、今週あたりから急激に気温が上がりました。
暑いくらい。
で、うちの庭のサクランボも開花し始めました。

そして、何故かうちの最強群となる「自宅群」はもう爆発的に卵産んでます。
今日も元気に飛び回っていた様です。

明日、明後日内検してみて継箱するかもしれません。
山の群もこれに匹敵するくらいの勢いなら良いのに・・・。

いつまでも寒い・・・建勢が遅れ気味ですが

何だか今年は寒い日が続いています。
前回記事で節分前日に花粉給餌した事を書きましたが、おそらくその直後位から産卵を再開した様です。
2週間後となる先週末(2/16)に内検した時は、既に蓋蜂児がありました。まあ、最大でも直径10cm位しかありませんでしたが。。。
一昨日内検したところ、蓋蜂児枠はまあまあ大きくなりつつありますので、花粉と蜜を切らさないように気をつけなければなりません。ここ1週間で急激に花粉が無くなった群がありましたので、それらの群については追加の代用花粉給餌を行っておきました。
代用花粉はフィードビーを使っています。
気温が10度に満たない状況での内検でしたので、写真は撮ってません。

さて、年明け以降、毎日の様にトンカチやっていた巣箱&継箱ですが、やっとのこと塗装まで完了しました。
組み立て直後のこんなきれいな巣箱が

こんな風になります。(まだ作業途中の写真)

蓋は今年は雨ざらしでやってみようと思ってますので水性ペイントを塗りました。

暫しの春

今日は節分、明日は立春、昨日と今日はぽかぽかと暖かい日でした。
昨日は日中気温も14度を超えるとされていましたので久しぶりの内検を行いました。
強盛群で越冬に入ったものの蜂数が驚くほど減っている群や、弱小群で越冬に入って案の定風前の灯状態の群もありましたが、概ね頑張って越冬してくれているようでした。
ただ、この蜂場は山間地の盆地状のところにあるため、太陽が出るのが遅く、また太陽が隠れるのも早いせいなのかどうかわかりませんが、全群で産卵が停止している状況でした。
麓の群はこれまでずっと継続して産卵しているのに比べると対照的です。
産卵を促す目的で「奨励給餌」という砂糖水を与えるのはまさに今の時期なのですが、私が養蜂をするにあたって最も信頼する書、「近代養蜂」(渡辺寛、渡辺孝共著)によれば奨励給餌はほぼ意味ないとのことですのでこのまま様子を見てみます。
ただ、ほぼ全ての群で花粉が殆ど無い状態でしたので急遽花粉を与えておきました。これも奨励給餌になるんだろうか?
また、一部の群ではダニが勢いを増しつつある様でしたのでアピスタンも投入しておきました。
アピスタンは6週間で取り出します。一応農薬ですので、成分が残留しないように採蜜用の貯蜜を開始する前に掃除採蜜と言って薬の残留を防ぐ目的の作業を行わなければなりません。

産卵再開が遅れると春の採蜜期の建勢が間に合わないんですけど、ここは様子見するしかないよね。

さて、昨日はこんな具合でしたが、ここんところは毎週末は大忙しです。
巣箱、継箱、巣枠作りで休日は朝から晩まで作業しています。

本当に間に合うんだろうか?ちょっと怪しくなってきました。

作業小屋が欲しい・・・

うちには作業小屋が無いので雨が降ってない日に庭の一画で作業をしています。
本当はこういった作業は雨が降って外作業ができない日にやれば良いんですけどね。

今春に向けて巣枠の組み立てを行いました。

今まではトンカチと釘でやってましたが、今後のこともあるので思い切ってエアーコンプレッサーとエアータッカーを購入しました。
釘打ちよりも遥かに効率的です。
ただ、エアータッカーは安物だったせいか、空打ちが多くストレス溜まります。

組みあがった巣枠は、これまた作業小屋が無いので部屋に持ち込んで室内作業になります。
ハト目を打ちこんで針金を張っていきます。

針金を張るのは指が痛くなってなかなか捗りません。

にしても、作業小屋が欲しい。
夢のまた夢です。