2017/05/16
みつばちの巣が正六角形を隙間なく並べた構造になっていて、こういう構造のことを「ハニカム」と呼ぶ事は割と有名なお話。
ところでこのみつばちの巣、六角形が表と裏で半分ずれて出来ております。
黒い実線が表側、青い点線が裏側と思って下さい。
図の真ん中、中心の六角形に注目しますと、裏の巣房の壁、青い点線が左の方ではY字に、右の方では逆Y字になっているのが分かると思います。
表裏の六角形のずれ方でY字になる場合と逆Y字になる場合があるわけです。
蜂を増やす時期には巣枠に巣礎を貼って巣箱に投入する訳ですが、この時”向き”があるのかどうなのかずっと気になっておりました。
巣箱の中心から外側に向けてY字とすべきなのか逆Y字とすべきなのか・・・と。
分蜂熱を抑えるために空枠を入れておりましたら綺麗に盛ってくれましたので見て見ました。
下の配置図は巣箱を上から見た図、赤枠の位置に入れた枠です。
写真の巣枠、左側が巣門側になります。
上桟の前後2か所から造巣始めた様で、真ん中で合体した痕跡があります。
さて、中央付近を拡大してみますと、、、
なんと左側(つまり巣門側)は逆Y字、右側(巣箱奥側)はY字になっていました。
と言う事は結局巣礎はどの向きに入れようが構わないということになりますね。
なんとも意外な結末、、、