今年の女王は調子が悪い・・・おまけでアナフィラキシー

暫くぶりのブログ更新となってしまいました。

もうすぐ10月。
信じられない暑さの夏も、9月中旬ころから徐々に過ごしやすくなり、山ではイタドリの花も咲くような季節になってきました。

イタドリにセイヨウミツバチは訪花するらしんですが、流蜜が薄いんでしょうか?あんまり訪花しているのをみかけません。彼女達は一体どこに行っているんでしょうかね。

さて、今時の作業と言えば、夏の暑さで蜂数がガクッと減ってしまった群勢を立て直し、越冬に向けて建勢を行う時期となります。女王蜂の羽切りも並行して行っています。
未交尾産卵の女王が出てしまったことは以前書きましたが、さらに別の2群の女王が未交尾産卵であることが判明し、合同作業も行いました。

が・・・、その合同作業、時間の都合がどうしてもつかず夕方やったのがまずかったです。
やたらと蜂が攻撃的になって、何故だか覆面布に入った蜂に顔面を3か所刺されてしまいました。
普段は刺されてもまあ普通に腫れはするもののどうってことはないのですが今回は全身に発疹が出て気分が悪くなって・・・結局救急病院へ行って点滴を打ってもらいアナフィラキシーに対応する「エピペン」を処方してもらって帰ってきました。

これからは命がけの作業になるのかな?
先生には「できれば蜂の仕事は止めてもらいたいんだけど・・・」と言われるし。

今は以前にも増して完全防備で作業しています(笑)。

話戻って蜂の方ですが、今年はどうも女王蜂の状態が悪い。
交尾成功率も悪かったですが、交尾完了した女王の産卵状態があんまり思わしくないです。
全体の2割程の群で産卵が極めて悪いので、10月一杯様子見て11月には処置しないといけないですね。2割は結構痛いなぁ。

今年は当地ではコガタスズメバチがやたら襲来しているんですが、この1週間ほどちらほらとオオスズメバチもやってくるようになりましたので生け捕りしてはこんなことしています。

オオスズメバチ入り蜂蜜です。
死んだオオスズメバチは入れません。あくまでも生きたまま。
アナフィラキシーあるのにこんなことやってるって・・・変態ですか?

3週間ぶりの内検  まさかまさかの・・・

2週続けて週末が雨だった為、未交尾群以外の群は3週間ぶりの内検となりました。
スズメバチの攻撃が激しくなってきたものの捕獲器を付けているのでまあなんとか平常運転と思っていたのですが・・・。

蜂数がガクンと減ってしまった群が何群も出てしまいました。
夏は蜂の数がかなり減りますのでその範疇かとも思います。1群を除いては。
最悪だったのは今まで最強群だった群。
巣脾1.5枚くらいの蜂数に激減していました。
何が起こったのか全く分かりません。
蜂の死骸も巣門前にはありませんし、ダニもそんなに猛威をふるっていた群ではありません。
最近CCD(蜂群崩壊症候群)なんて言葉をよく耳にするようになりましたが、こんな状態のことを指すんでしょうかね?
この群はおまけにこの3週間の空白期に新しい女王が誕生していました。
旧女王(といっても今年産まれた女王)と仲良く過ごしてました。
同じアングルに納めて写真撮れなかったのですが、実はもう一群新女王が誕生している群があって、そちらは写真撮れましたので載せときます。

赤丸が旧女王、青丸が新女王です。
この時期に自然に女王ができた経験が無いのでよくわからないのですが、これはそのまま放っておくと旧女王もしくは新女王が分封するのでしょうか?

新女王が誕生していたのは蜂数ガタ減りの群と、強勢群の2群なのですが、さすがに強勢群で産卵豊富な女王が居る群はこのまま放っておくわけにはいかないので新女王を処分しましたが、蜂数ガタ減りの群はこれからどうなるのか興味があってそのままにしておきました。
いずれにせよ、この蜂数ガタ減りの群は越冬までにどれだけ盛り返せるのか、はたまたこのまま消滅していくのか、とても残念な状況になってしまいました。