越冬作業

10月中旬頃まで30℃を超える日があったせいでしょうか、今年はダニがかなり残っています。
一部の群では蜂の数が半減してしまった群も出てしまいました。
この1週間の最高気温は10℃ちょっと。ここまで急激に気温が下がってしまうと蟻酸も効果出ません。

急遽アピスタンを投入しました。来春2月には殺ダニ剤を入れなければならないので、今回は4週間で取り出して耐性ダニの発生を防ぎたいと思います。
2月はアピバールを使ってみようかな。今まで使ったことないのだけれど効くんだろうか?

今日は合わせて保温作業も行っておきました。

これで来年2月までは基本内検作業は行いません。
元気に冬を越して下さいね。

盗蜂

今年はこの辺りではセイタカアワダチソウがあんまり蜜を出してない様です。
巣箱を開けてもあのウ○コの様な匂いが全くしません。
貯蜜もどんどん減ってきています。

おかげで今年は内検していると別の群が群がって来て盗蜂騒ぎが激しいです。
「盗蜂」というのは、別の群の蜂が巣箱に侵入して蜜を強奪していく行動の事を言います。
全ての群が均等な勢力ならばこんな事は起こりませんが、どうしても同じ蜂場内で強い群と弱い群が発生してしまいますので強い群が弱い群の蜜を狙ってこんなことが起こってしまいます。

去年は夏前に蜜源が枯渇して、その際に1群が集中攻撃受けて大変な事になりましたが、そこまでの盗蜂騒ぎに今のところはなってないのが幸いです。

ちなみにこの時の集中攻撃を受けた群は仕方ないので自宅に持ち帰ったのですが、その後うちの最強群になりましたよ。冬の間中ガンガン産卵してずっと継箱状態でしたからね。
蜂の世界は未だによくわかりません。

さて、今年の自宅群、朝のまだ気温が低い時にはどこからともなくやってくるニホンミツバチに(盗蜂)攻撃を受けているみたいです。

20~30匹位のニホンミツバチが巣箱の周りをブンブン飛び回っています。
セイヨウに比べてニホンの方が活動できる最低気温が低いので朝方の気温が低い時にはこういった状況になりますね。

このニホンミツバチはどこから来てるんだろう?
自然巣でも近くにあるんだろうか?

山のものたちの痕跡

冬に備えて山のものたちが盛んに活動しています。

まずは猪。
所かまわず地面をほじくり返しています。

蜂場の至る所に土を穿った跡があります。

さて、この辺りを徘徊しているのは猪ばかりかと思えばさにあらず。
巣箱の上でどなたかが休憩なされた様ですよ。

巣箱の蓋に残ったこの足跡は・・・・。

どうみても猿の手と足の跡じゃあないでしょうか?

ここで何やってたの?

幸いにも蓋は開けられて無かったですが、蓋を開けられて蜜の味なんぞ覚えられた日にゃぁ・・・。

どうにかできないですかね。

オオスズメバチのオスとメス

昨日は終日雨で今日は朝から晴れ。
こりゃ来るぞ・・・と待ち構えておりましたら、オオスズメバチのオスを捕まえましたので記念カキコ。

こちらがオス

そしてこちらがメス

飛んでるオオスズメバチのオス、メスは正直判別できませんが、捕まえてお尻の先をみるとすぐにオス、メス区別付きます。
メスはお尻の先が尖がっているのに対してオスのそれは先っぽが平べったくなっています。
写真でもオスはお尻の先が平らになっているのが分かります。
また、これはインターネットで調べて知ったのですが、触角が11節なのがメス、12節なのがオスなんだそうです。
確かにこの写真の触角を数えてみるとオスは12節、メスは11節なのが分かりますね。

また、パッと見ではなかなかわかりませんがオス、メス並べて比べると顔が小さいのがオス、顔の大きいのがメスになります。

以上、オオスズメバチの豆知識でした。

寒い、寒い・・・

寒い、寒すぎる・・・。
ついこの間まで日中30℃近くあって「暑っついなぁ・・」なんて言っていたのに台風が連続して来た頃から最高気温が20℃ちょっと、朝方なんて9℃とか10℃とか・・・どうなってるの?

みつばちだけでなく、オオスズメバチもこの気温の急激な変動にビックリしたみたいで、ただ今新女王の巣立ちに向けて佳境に入っているものと思われます。
今日だけでも大量のオオスズメバチを生け捕りしました。

はちみつに漬けているのは生きたオオスズメバチのみです。
捕獲器に掛って死んでいるのは入れません。
大量生産できませんけど、数が揃えばネットで販売するかも。

さてみつばち達の方はと言えば・・・、ちょっと越冬が難しそうな群が結構あります。
今年は梅雨時の長雨タイミングと女王更新(交尾)の時期がたまたま重なってしまったとか、夏の異常なまでの暑さだとか、そんな影響もあったのかもしれませんが、今年の新女王蜂はちょっと良くないのが多い。産卵が伸びない群が多いのです。
ダニを背負った群も数群あります。蟻酸処理してますけど、ちょっと効きが悪い模様。
ちぢれ羽の蜂は今年殆ど居ないのでまずは大丈夫と思うのですが・・・。

ここの所の寒さで、ちょっと予定を早めて巣枠の縮小を急ピッチで進めています。

徐々に蜂の薄い枠を給餌器の外に移動していってます。

未だに蜜が入って来ているようなんですが、セイタカアワダチソウではないみたいです。
あのくさい匂いが今年はまだ全然しないんですよね。
まだセイタカアワダチソウは蜜を出してないのかなぁ?
だとすると何の蜜?

【追記】
あ、そうそう。今年最初に捕獲した分封群だけど、相も変わらず分封熱が強くて、今日内検していたらまた新しい女王蜂が産まれてましたよ。先月だったか(?)も女王が2匹いるというハプニングのあった群です。
女王蜂、えらくちっちゃくなっちゃったなぁ・・・なんて思いながらその巣脾の裏を見ると本当の女王蜂が。
先週王台を見逃したんだと思いますが、いくら探せど出房した王台を見つけられず。
こういう分封熱の強すぎる群もダメだね。来春早々にでも新しい女王蜂に入れ替えます。