なんとも不思議な分封群捕獲・・・結果

昨日の摩訶不思議な分封群。
今朝内検に行くと、まだ一匹の女王蜂は攻撃を受けていましたがなんとか生存。
もう一匹は・・・もうやられてしまったようです。
遅かれ早かれ、生存中のこの女王蜂もやられてしまうのは目に見えてますので、匂いを消してみたら何とか・・・と言う全く根拠薄弱な理由で日本酒を振りかけてみました。
そしたら途端に全蜂がおとなしくなって女王の攻撃も止みましたのでそっと蓋をしておきました。

さて夕刻、様子を見に行きましたら、やっぱり女王はお亡くなりになっており、巣脾の上を市中引き回しの刑にされておりましたので取り上げて丁重に弔っておきました。
他に女王が居ないかつぶさに見てみましたが無王群決定です。
巣箱の中は蜂が女王を匂いで呼び寄せる為の旋風行動でかなりの喧騒状態でしたが、このまま何もせず放っておくわけにも行かないので一応他群の卵、蛆、蓋蜂児の枠を与えておきましたが、あの状態で無事に世話なんかするんでしょうか?
これの結果は一週間後です。

それにしても一つの蜂球に女王蜂が3匹以上居て、取りこんだら全部殺されてしまうって一体どういうことなんでしょう?

なんとも不思議な分封群捕獲

3日前に春蜜の採蜜を行いましたが、本日既にかなりの量のみかん蜜が溜まってました。
昨年のこの時期は1日で1Kgを超える量のみかん蜜が溜まったという実績がありますが今年はそれ以上かもしれません。
でも、明後日からずっと雨予報。もしかしたら梅雨入り?もし梅雨入りなら例年より5日~10日ほど早い梅雨入りだとニュースでやってました。
やっぱり今年のみかん単花蜜は無理っぽいです。残念。

さて話変わって、本日の内検もそろそろ切り上げようかなーなんて思っていた午後5時頃。
ふと辺りを見渡すと分封した蜂雲が見えました。
えーーっ、また分封?なんでこんな時間?
でも、本日の内検では、これまで相次ぐ分封騒動に嫌気をさしてまさに女王蜂の羽切りを行ったところだったので、あり得ない・・・。

暫くすると幸いにも約1.8m程の所に蜂球を作ったので楽勝で捕獲。小さな群勢で巣枠3枚分くらい。
女王蜂を確認すると・・・。暫く見つからなかったのですが、何やら巣箱の底の方でキーキーと鳴き声が。
女王蜂が産まれて間もなく、他の王台を探して攻撃するときに羽を震わせてキーキーと鳴きますが、それと同じような音。
見ると蜂団子ができていて、手でほぐすと中に女王蜂がいました。
でも様子が変。どう見ても周りの蜂に攻撃されています。

カメラを構えている間にまた蜂に取り囲まれてしまったのでよく写ってませんが、蜂団子の右下辺りに居るのが女王蜂。
周りの蜂を取り除き、王籠に入れようとしたら飛んで逃げられてしまいました。

ありゃりゃ、無王群になっちゃったよ。これは合同群だなぁ・・・なんて思っていると、まだキーキー鳴き声が。
巣枠を見てみるとそこにも蜂団子がありますよ。
払いのけてみると、そこになんと別の女王蜂がいますよ?

彼女も周りの蜂から攻撃受けてます。

さらにさらに、巣箱の底にまだ蜂団子があります。手で払いのけてみるとそこにも女王蜂がいるではありませんか。
カメラ構えている間に巣枠の方に引っ張り込まれてしまったので写真はありませんが、少なくとも3匹の女王蜂がこの分封群にはいるということです。

こりゃ一体どういうことなんでしょうか?

何をどうすればよいのか全く見当もつかないまま、そうこうしているうちに日が暮れて暗くなってきましたので、そのまま蓋を閉めて帰ってきました。
明日どうなっているんでしょうか?

これはうちの分封群じゃありませんね。規模と未交尾女王3匹ということで第2分封以降ということだと思うのですが、そんな群は内検したばかりのうちの群にはおりません。
どっか近くに置かれている巣箱からだと思うんですが、それにしても一つの分封群に3匹(以上?)の女王蜂。

これって割と普通にあることなんでしょうか?
どなたかご存知であれば対応含めて教えて下さい。
よろしくお願いします。

やっと春蜜の採蜜・・・でも

遅れに遅れた春の蜜。
先週19日(日曜)に採蜜しようと思ったのですけれど、なんと生憎朝から雨・・・。
みかんの花も終盤戦、なんとか採蜜したかったんですけど(涙)。
週末養蜂の悲しい定めです。

とはいっても、このまま放っておくわけにいきませんので有休を取って22日(水)に採蜜しました。
朝4時に起きて4時半出発、現地で設営。

さあ、ここからは戦争です。
この蜂場は元みかん山だったところなので平坦ではありません。ずっと登り勾配が付いているところを蜜の貯まった重い巣脾を何往復も運ばなければなりません。
へとへとになりながら大凡10時頃までには全群の貯蜜巣脾を回収し終わりました。

蜜蓋を切り取って、遠心分離器に掛けてを繰り返していきます。

こちらは巣礎(巣のベースとなる基礎)に巣盛りさせてそのまま貯蜜させた枠。
一度も産卵・育児されていないピュアーな巣脾に貯まった蜜枠です。さすがに数は多く採れませんでした。希少な蜜です。

こちらは通常の巣脾に貯まった蜜。

苦労した分、良い蜜が採れましたよ。味も香りも申し分なし。

今年は3月がやたらと暖かく、桜が思いのほか早く開花してしまい又あっという間に散ってしまいました。4月に入ると逆に寒い日が多く菜の花などの花蜜が入ったものの伸びが悪く、5月に入ると今度はやたらと暑い日が続いて藤もあっという間に終わり、みかんの花蜜が入り始めてやっと採蜜にこぎつけたという状況でした。
その分、今年の春蜜は味も、香りもなお一層良いものになったと思います。
今年からはちみつの販売を始めますので是非ご期待下さい。

さてさて、そうは言っても採蜜の遅れは次の蜜の集まりに影響をもたらします。
もちろん次のターゲットはみかん蜜な訳ですが、本日夕方、山に行ってみたのですが、みかんの花はもう終わりかけていました。ここのところの高温続きでみかんの花が昨年より1週間以上早く散りそうな気配です。
持ったとしても、来週は月曜以降ずっと雨予報ですし結局一緒ですね。
今年のみかん蜜は9分9厘採れないと思います。

まあ、こういうこともありますよ。自然の流れには逆らえない。

’13/5/25追記
春蜜の糖度を測りました。

糖度80.6%です。合格です。

貯蜜の遅れ

今年の貯蜜状況は前年までのそれに比べて遅れております。
4月下旬から5月上旬にかけて蜜源が極めて少なかった様です。
来年のこの時期の蜜源確保に向けて何か手を打たないといけないようです。

みかんの花ですが、山の方はまだ蕾のところもありますが、麓の方では満開、いやもう散りかけてるのもあります。6月に入ったらみかんの花は終わりになります。
みかんの蜜が入り始めたことでやっとのことで蜜枠が満杯になりつつあり、来週あたりに春蜜の採蜜を行おうかと思っています。

けど、春蜜の採蜜が遅れる影響でみかんの単花蜜が採れるかどうかちょっと微妙になってきてしまいました。
みかん9割の百花蜜になってしまうかもしれません。

分封されてしまいました orz

前回、今年はヤバいかも・・・なんて王台見逃しによる分封を危惧するコメント書きましたが、やってしまいました・・・。
本日の内検中、13時ちょっと過ぎ、ちょいと遅い昼食にしようとした時、なんかやたらと空が騒がしい。
見て回ると、とある群の巣門前がやたら騒がしく、今日の時騒ぎは随分と派手だなぁ・・・なんて悠長に見ておりました。

でもでも、よくよく見るといつもの時騒ぎと違って巣門から飛び出していきなり上空へ舞い上がってるみたいです。上空にはたくさんの蜂が乱舞してます。

ヲイヲイ、これってもしかして分封???
やっと気づいて女王が飛び立たないように巣門を閉めましたが後の祭り。
既に女王様はご出陣になられていたようでした。

巣箱から20mほど離れた所にある木の、地上6~7mほどのところに蜂球をつくっております。
なんとか収容しようと色々試みるも高過ぎ。無理です。あきらめました・・・orz

分封した群を内検してみましたところ、確かに出房痕のある見逃した王台が見つかりまして、女王も居りませんでした。
ところが、なんと新女王も居ません。
継箱群なんで上下合わせて3往復見て回りましたが、女王も新女王もおりません。
巣門前を探してみると死後1日程度は経っているであろう女王蜂の死骸があったんですが、これが出房した女王なんでしょうか?

この群を内検したのは昨日の午前中だったので、その後すぐに見逃した王台から新女王が誕生したものの殺されて、今日昼過ぎに現女王が分封しただって?
なんだか時系列がぐじゃぐじゃだし、教科書通りじゃないし、さっぱり訳わかりません。
せめて新女王くらい残しておいてくれよ・・・。

蜂数のガクンと減った巣箱の前でしばらくたそがれておりました。

西洋蜜蜂は日本の自然環境下では生きていけません。おそらく持って秋頃まででしょう。日本にはオオスズメバチという西洋蜜蜂の天敵がいますので、自然の中で生息することができないんですね。
まあ、無理とわかっては居るんですがね、一応空き巣箱に巣脾を入れて置いときました。
安全な巣箱に入ってちょーだいな。

帰りの道すがらうちの蜂達が受粉させたであろう野イチゴがたわわに実っておりましたので気休めに写真を撮って帰りました。

ひとつ食べてみましたら、とっても懐かしい味がしました。小学生の頃、学校から帰る道すがらよくこれを食べてました。あの頃の記憶が鮮明に蘇った瞬間でもありました。

GW真っ只中・・・女王蜂の受難3連発

GW後半も既に終盤。
世の中大半の方は、お出かけなどして大いに楽しんでいることでしょう。
でも我が家の場合には休みの日にはやること目白押し。
ちょっとだけGWの気分を味わおうということでお昼ご飯はいつもの手弁当よりちょっと豪華目にしてピクニック気分で昼食としました。

さてさて、本日の内検で何とも理解不能な事態3連発!

これは2匹とも女王蜂の死骸です。2匹とも産まれて間もない新女王です。

左の女王は唯一の3段積み群の一番最上階、それもドンゴロスの上に転がっておりました。えーと、えーと、3段全ての巣脾を2回も見て回りましたけれど、出房した王台は全く見つかりませんでした。どーいうことなんでしょうかっ???王台見逃したんだろうなぁ。

右の女王は完全に私の王台見逃しです。とある群の継箱を内検していると、出房痕のある王台が・・・。やっちまったぁ・・・と思って下段巣箱を内検すると・・・。元の女王がおります。蜂数も減っておりません。
1群2王か?と思って探しましたが新女王の姿はなし。
辺りの地面を探してみると、この右の女王の亡骸がありました。
通常は新女王が誕生する2日程前に、旧女王が群れの半数程を引き連れて分封すると言われています。
継箱で新女王が誕生すると、その気配が群全体に伝わらずに分封しないんでしょうか?

西洋蜜蜂の養蜂で分封されるのは管理不足の象徴、「恥だ!」と言われてるらしいですが、なんか今年はヤバいです。

さて、とどめの一撃がこちら。

一通りの内検終わって片づけしている時。ふと地面に目をやると、おやっ、なんだこれは?
交尾済みの女王蜂がお伴の蜂を3匹伴なって草にたかっています。
ちょっと焦ってその時の写真は撮ってないですが、その女王を王籠に入れた後、無王の巣箱を探して巣枠の上に置いてみたのが上の写真。
なんだか攻撃するでもなく、関心があるでもなく、よくわからないので女王を開放してみましたところ・・・総攻撃を受けてしまいました。
この女王、何かの理由で群を追い出されたんでしょうね。
この女王群、実はうちの蜂場での最優秀群の一つなんです。
多産だし、貯蜜量最多の部類だし。。。
去年も多産で優秀だと思った新女王蜂が働き蜂にわずか1カ月で殺されてしまったことがあったんですが、何が理由でこういうことがおこるんでしょうか?
蜂社会のルール、掟は人間には考えの及ばぬことなのかもしれません。

猿に包囲されて威嚇されました

庭に植えているサクランボが食べごろ。

取っても取っても食べきれないほどあるのでご近所にお裾分けしてます。
このサクランボは植えてから10年経ちましたが、今年の甘味はこれまでで最高。
佐藤錦の甘さや大きさにはかなうべくもありませんが。
寒暖の差が大きかったのが影響したのでしょうか?

さて、本日も内検してきまして、貯蜜は相も変わらず伸び悩んでおりますが、この1週間で少し回復基調にあるんでしょうか・・・ってところです。

内検中、まわりがなんだがガヤガヤ、キーキー騒がしく、なんだろうと思って周りを見回してみましたら、猿に周りを取り囲まれてました。
といっても3,40m程先のの林の中に隠れてるんですけどね。
ずっと見つめておりましたら威嚇されましたよ。

去年もこの時期、猿に取り囲まれまして同じように威嚇されました。あの時は20~30匹の群れだったのですが、今日のはせいぜい10匹程度だったでしょうか?
子連れの群れなので気が立っていてちょっと怖かったです。