今年の春の蜂蜜は・・・??

大根の花にたかる蜜蜂です。

足には花粉団子が付いていますね。
頑張っておくれ。

でもね、今年はちょっと蜜の貯まりが悪いのよね。
もうみかんの花の蕾も大きくなってきてるんだけど・・・。
うちだけなんでしょうかね?
今年の春蜜は不作かもしれません。

蜂の不思議な能力

蜂の不思議な能力には度々驚かされます。
女王蜂の産卵が日を追うごとに落ちて行ったとある群。
こりゃだめだな・・・ということで女王蜂を更新する算段を昨日から行っていたのですが。
今日内検してみたところ、なんと新女王が誕生してました。
旧女王は分封したわけではなく群勢も元のままですので、旧女王は新女王の誕生と共に群を追われたものと思われます。
新女王はまだ未交尾で、他の働蜂と殆ど同じ大きさでしたので見つけるのに苦労しました。

画面中央の背中が黒いのが新女王。
ちょっとおなかが隠れてしまってミスショットになってしまいました。

蜂達は自分達の女王が能力不足といち早く判断してこういう方法を選んだんでしょう。
まあ、本来なら先週の内検で王台を見逃した痛恨のミス・・・だったのですが、結果オーライでしょうかね?
この女王が無事に交尾を済ませてくれて、なおかつ多産であることを願います。

オオスズメバチ捕獲第一号

今年のオオスズメバチ捕獲第一号です。

たぶん、昨日飛んでた奴ですね。
この時期に飛ぶスズメバチは交尾済みの新女王蜂ですので、これ一匹で一つの巣を丸ごと駆除した事と同じになります。

オス蜂

女王蜂は産まれて数日経つと交尾飛行に飛び立って、数匹のオス蜂と飛行しながら交尾するのだそうです。
交尾した後はオスの生殖器はもぎ取られてオスはその刹那に絶命するそうです。
オス蜂の生涯唯一の仕事は女王蜂と交尾すること。でも大多数のオス蜂は生涯女王蜂と交尾することなくその生涯を終えます。何だか気の毒。
そのオス蜂の生殖器はこんな感じです。

今日の内検で起きた面白い事

昨日今日と寒いですねぇ。東京では気温5℃、仙台では桜に雪が積もったとニュースでやってました。こちらでは今日も風がやたらと冷たく感じられました。
昨日は午後から雨が降ってきて、内検を途中で終了せざるを得ませんでしたので本日その続きの作業を行いました。
昨日の記事でオス蜂巣脾の取り出しについて書きましたが、実は1群にて、おそらく産卵した日を1週間遅く記憶していたのだろうと思いますが、オス蜂巣脾のほぼ2/3が出房済・・・という群がおりまして・・・。
巣箱の中にオス蜂がわんさか溢れかえってしまっていたのを駆除したりしてましたので随分と時間が掛ってしまいました。

さて、本日の内検で(自分としては)面白いものを見かけましたのでアップしてみたいと思います。

まずはこれ。

メス蜂の蓋蜂児枠の中に巨大にそびえたつオス蜂房です。名付けてバベルの塔!
ちょっとわかりづらいので横からも撮ってみました。

普通、オス蜂房はメス蜂房よりも大きい巣房(ハニカム)を作ってそこにできますが、これはメス蜂巣房のサイズのまま単体でオス蜂房を作った為に、体格の大きなオス蜂サイズに合わせる為にかさ上げしたって所なんでしょうか?蜂の辻褄合わせってなんか面白い。
ちなみに1枚目の写真の右下に居るちょっと黒っぽいでっかい蜂がオス蜂ですよ。

さて、お次はこちら。

ちょうど中央辺りに写っている落花生みたいなのが所謂「王台」なんです。女王蜂となる蜂の巣房です。
でもこれちょっと普通の王台よりなが~い。
これは中の女王蜂となる幼虫が落っこちてしまったもので不良王台です。ローヤルゼリーを十分に食べる前に落っこちているのでちっこい蛹になります。このまま放っておいてちゃんと羽化するのかどうかはやったこと無いので不明。
そして周りにあるのがこれぞオス蜂巣房。
普通のオス蜂房っていうのはこんな風にでべそみたいな形をしています。バベルの塔とはかなり違いますよね。
話戻って王台の話。以前真偽の程はわからないのですが、オス蜂の卵(幼虫)を使ってできた王台なるものが存在するとの話を聞いたことがあります。つまり「オカマ女王」ですね。本当にそんな女王もどきが誕生するのか、一度お目にかかってみたいものですね。

さて、最後はこちら。

中央付近のオレンジ色というか茶色というかの巣房は花粉が入っているのですが、そこに産みつけられた卵です。
女王は巣房を覗き込んでちゃんと産卵できる巣房かどうかをチェックしてから産卵する・・・って聞いてますけど、結構適当なのかも?
まあ、一つの巣房に2個3個産卵するうっかり者の女王さんも結構いますからね。

経験を積むと割と出くわすことなのかもしれませんが、まあ私としては初見の出来事だったので記念に書き記しておきました。

最後に本日スズメバチトラップに誘引液を入れておきました。
気温が上がれば今年の新女王スズメバチが入るかもしれません。

季節の花と蜜蜂

今の時期は花盛り。蜜蜂達も色んな花を訪れています。

フリージアはとても良い香りがします。

アブラナ科の花は蜂達がよく好みます。

畑に放置していたブロッコリーが花盛り。自宅群の蜂が盛んに訪れています。

トウ立ちした大根に咲いた花にもよく集まります。

一方、今まで一度も実をつけたことのない「佐藤錦」。余りの花の少なさに蜜蜂達も知らん顔?暖地ではちょっと厳しいんでしょうね。
今年も実をつけないだろうな。

オス蜂巣脾によるダニ駆除・・・でも問題アリアリ

年明け早々にアピスタンでダニ駆除しましたけれど、一部の群でダニを背負った蜂がまだ居たという話は先日しました。
で、オス蜂巣礎を投入して居ましたので、オス蜂巣房を好むダニの習性を利用して残党どもを駆除しようと目論んでおります。
本日蓋掛けされたオス蜂巣脾を取り出して中の蛆を取り出してみました。

ああ、やっぱりいますね。上の写真には2匹のダニが見えます。
今日取り出したオス蜂巣脾では約半数の群でダニの寄生が確認されました。
まあせいぜい多くて1群当たり5~6匹程度、殆どは1匹程度なんですけど。
なんともはや・・・。
なんとかかんとかダニとは闘い続けねばならぬということでしょう。

さてまあ、画像はまあなんとか世間一般に公開できる程度にトリミングしておきましたけれど、実際はもうスプラッター・・・というより、とてもではございませんがお見せできるような状態ではございません。
今年初めてオス蜂巣礎を投入してみたんですが、ニワトリでも飼ってるならいざ知らず、取り出した蛆の始末には困るは、なにより再利用できるであろうと思っていた巣脾も蛆を取り出す為に蓋を切ってトントンと地面に叩きつけてはみたものの1/3位は出てこないは、あまつさえやり過ぎると余りの重さに耐えきれず巣脾が崩壊してしまうは、もう踏んだり蹴ったりでした。オス蜂巣脾は再利用できないのでしょうかね?
こりゃぁちょっと群勢が多くなってくると使える手法ではないという結論に傾いております。

オオスズメバチの初飛行とかオス蜂の事とか

昨日、今日とポッカポカ、作業をするとじんわりと汗ばむくらいでした。

そんな今日の作業中、今年初めてオオスズメバチの女王蜂が飛行しているのを目撃しました。突然のことだったので写真撮れませんでした。相当でかかったです。
来週にはスズメバチトラップに誘引液を入れて本格的なスズメバチ捕獲体制に入ることにします。

さて、蜂達の方ですが貯蜜が一向に増えません。
この1週間はやたらと寒かったせいなのか、あるいは手持ち巣脾が圧倒的に不足している為に巣礎をばんばん投入している関係で巣盛りの為に蜜が大量消費されるのか、はたまた爆発的に増える産卵、育児に蜜を大量消費している為なのか・・・
桜と桃が一気咲きして先週の雨&強風攻撃であっという間に散ってしまって後、めぼしい花が無いというのも原因かもしれません。
蜂場に上がる道すがら、野イチゴの花が咲いている所にうちの蜂達が飛び回ってましたが、野イチゴってあまり蜜が出ないのかな?

隔王板というメスの働蜂しか通れない(つまり女王蜂やオス蜂は通れない)網を隔てて巣箱側を育児圏、継箱側を貯蜜圏に仕立てているわけですが、継箱に入れた蓋蜂児枠にはオス蜂房もたくさんあるので貯蜜圏である継箱内に羽化したオス蜂が大量に入り込んでいます。オス蜂は交尾することが唯一のお仕事なんで、普段は大飯食らいの居候みたいなもんです。ですので今日はその継箱内のオス蜂を一匹一匹取り除いていったのですが、大量の巣箱を管理している様な所はどう対処しているんでしょうかね?

さて、オス蜂つながりと言えば、一部の群でまだダニが残っている問題ですが、本日の内検でオス蜂巣脾に蓋掛けされているのを確認しました。

オス蜂の発育日数は卵3日、蛆6.5日、蛹14.5日ですので、蓋掛けされてぎりぎり2週間ありますので来週には蓋を切り取って蛹を全部取り出すことにします。
ダニは蛹期間の長いオス蜂房に好んで寄生するんだそうです。
オス蜂って、人に排除され、ダニに狙われ・・・なんかちょっと気の毒というかなんというか・・・・。

スムシ&ダニ

今日は天気予報によれば昼過ぎまで雨&強風って事でしたが、何故かこの辺は雨も降らず、風もまあ少し強かったですがそれほどでもなく。。。ただやたらと寒かったですね。
最高気温が10℃に行ったか行かないか位でした。

昨日できなかった群を内検しましたが、中には明後日位には出房するであろう王台のある群もありました。先週の内検で見逃したんでしょう。なんか超ヤバかったかも。

年がら年中居るスムシですが、ちょっと暖かくなってきたせいもあって少し活動が活発になってきています。ちょっと勢いの弱い群なんですけど、

繭みたいなのがあるので取り除いてみると

直径3mmくらいの穴のなかにこやつが居ました。

スムシはハチノスツヅリガという蛾の幼虫。日本ミツバチにとっては天敵と言えるスムシですが、西洋の場合には、まああまり問題にはなりません。見つけたら駆除するくらい。
巣枠を巣箱から取り出して放っておくとまあ悲惨な事にはなりますし、時には巣箱を穴だらけにしてくれることもありますが。

その他にはダニを抱えた蜂のいる群がありました。
こっちはちょっと深刻。ダニ薬は3月16日に取り出したばかりですのでもう使えません。
継箱群には現在、雄蜂専用の巣礎をいれており、これに大量の産卵をしていますので蓋蜂児になってしばらくしたらこれを取り出しダニを駆除したいと思います。

左端の♂マークの巣枠が雄蜂専用の巣枠です。

この辺りの詳細はまた機会を改めて。