女王産卵再開しました

今日で3月も終わり。明日から新年度4月です。
麓の桜は今満開で、山頂の桜に期待・・・みたいに思ってましたが、今日既に山頂の桜も満開だそうです。こりゃだめだ。

まあ、そんなこんなもありますが、今日も朝から晩までずっと蜂のお世話をしてました。

昨日のブログで産卵停止していた女王さん、本日産卵再開していました。
昨日の段階でとある処置をしていたのですが、それが功を奏したみたいです。
まあ、よかったよかった。

今年はかなり群を増やしていますので色んな器具が足りません。
なるべく出費を抑える目的で自作の器具を作ってますが、自作給餌器の耐水テストも行っています。

まあ、8割方水が漏れますね(笑)。
却って買った方が安いんかね?

ショックな事2題

今日、掃除採蜜しましたが、同時に内検もしました。
プチショックなことと大ショックなことがそれぞれありました。

まずはプチショックなこと。
それは先週入れたまっさらの巣礎。巣盛りが盛んなことは良いことですけれど、よりによっていきなり雄蜂房を作られてしまいました。

ちょっとよくわからないかもしれませんが、画像ほぼ中央はさんで左は普通の働蜂巣房です。でも右側は少し巣房の大きさが大きいと思いませんか?
これは雄蜂用の巣房なんです。器用に極小ブロックを間に挟んで大きめのハニカムを作ってやがる。
まったくもう・・・。お見事ですよ。

さて、大ショックな出来事。
1群だけなんですけど、先週継箱した後に産卵を停止してしまった群が出てしまいました。
全く産卵していません。体格も若干小さくなったような。
山の蜂場の中では割と産卵旺盛な女王だったのに、何がいけなかったのでしょうか?
継箱に上げた巣脾の代わり、産卵圏の確保の為に入れた巣脾は花粉と蜜が貯められていて卵は一個もありません。
継箱にするのが早すぎたのかな?元々そういう女王だったのかな?
どなたかわかる方がいらっしゃれば教えて下さい。

普通なら他群と速効合同なんでしょうが、経験を積む為にももう少し様子を見てみようかとも思っています。

掃除採蜜を行いました

山の蜂場の麓にある公園の桜は今日満開でした。

見事に咲き乱れてますねぇ。

山の蜂場に行く途中には野イチゴの花が咲いています。

もう花は終わりかけていますが、うちの蜂達やニホンミツバチが盛んに訪花していました。
この辺り結構ニホンミツバチを見かけます。

さてさて、今日は予定通り掃除採蜜を行いました。

蜜蓋をされている所は切り取って遠心分離機にかけます。
まだ蛆の房もありますので慎重に回転数を調整して飛び出さないようにしなくてはなりません。

楕円に蓋掛けされている、その外側が貯蜜枠です。蓋掛けされているものを蜜刀で切り取った状態の写真です。
上の方に少し白っぽい色の蓋が掛けられているのは雄蜂房です。最近一気に雄蜂房が増えてきました。間違えて雄蜂房を王台にしているのがありましたが写真を撮り忘れました。もちろん取り除きましたが、この辺りの話はまた機会があれば。

この巣板は働蜂は通れるけれども女王蜂は通れない隔王板という板を隔てた継箱という空間にありますので、新たに卵が産みつけられることはありません。
蓋蜂児から成虫が誕生したら空き房になって蜂蜜が溜まっていくという寸法です。
これでやっと蜂蜜を集める準備が整いました。
おいしい蜂蜜を集めて下さいね。

桃の花と桜が同時に満開

今年は桜が咲くのが早すぎます。
記録を取り始めてから2番目の早さなんだそうです
こちらでは例年に比べて8日も早い満開宣言。
うちの近所の公園の桜も満開でした。

まだ蜂の準備整ってないのに・・・。

うちの裏庭にある八重咲きの桃にうちの蜂が盛んに訪れていました。

山の蜂は明日「掃除採蜜」を行う予定です。
越冬の為に与えた「砂糖蜜」やダニ薬「アピスタン」の成分を蜂蜜に残さない為にどうしても必要な作業となります。
掃除採蜜した後に溜まった蜂蜜が初めて本物の蜂蜜になります。

麓の桜はもうすぐ散るだろうから、山頂の桜に期待したいです。山頂の桜は約1週間遅く満開になるので春の蜜に少しは桜の蜜が入ることを期待しているこの頃です。

今年は桜の開花が早すぎる・・・

近隣の桜も2分咲き程度になってしまいました。
来週中には満開になると思います。
今年は桜の開花が早すぎますよ。
蜂の建勢が間に合いません。
桜蜜はやっぱり難易度が高すぎるね。

今日は山へ行くと蜂の羽音がブンブンと聞こえて蜂達も飛び回り、なんだか気分もウキウキでした。
さて、越冬に入る前に与えた「砂糖蜜」やダニ薬「アピスタン」の影響を取り除く目的で行う「掃除採蜜」を今月末に行う為には今日継箱(つぎばこ)をしておく必要があったので本日継箱できる群は継箱にしました。
養蜂は餌として砂糖水を与えているから蜂蜜も砂糖の混じった蜂蜜だ・・・なんてことはありませんよ。餌で与えた砂糖蜜はわざわざ全部綺麗に取り除いてから蜜を貯めていくんです。
掃除採蜜以降に桜蜜が入ればラッキー・・・かな。

自宅の庭に置いていた群が何故か最強群だという話は以前にしましたが、近所の方と立ち話した際に、庭の花にうじゃうじゃ蜂がたかっていて、箒で追い払っているんだけどすぐにたかってくる・・・みたいな話をされましたので、まあクレームではないんですが山の蜂場へ戻すことにしました。

自宅群は基本、リハビリ群です。今回の最強群となった群も、元はと言えば割り出した群で女王蜂が産卵を開始した直後に盗蜂にあってしまい、風前の灯となってしまった群を自宅に持ち帰ったものでした。梅雨時期以降は何故か自宅周辺の環境の方が良かったみたいで驚くほどの回復を見せた群なのでした。
ちょっと強引かと思いましたが、今日3段箱にしてみました。

みつばち達が集めてくるもの

みつばち達が集めてくるものは何も「はちみつ」だけではありません。
はちみつは謂わば炭水化物に相当するのに対して、「花粉」がたんぱく質に相当します。

後ろ脚に花粉をいっぱい付けて帰ってきます。
花粉は育児に使われますので、花粉の持ち帰り量を見れば育児がどれくらい行われているか大体の見当が付きます。
この時期、帰還する蜂達の約4割~5割は花粉を付けて帰ってきています。
色は「白」「クリーム色」「黄色」そしてなんと「ショッキングピンク」!
一体どんな花から採れる花粉なんでしょうか?
花粉の色から花の名前を言える人、すごいですね・・・僕は全くわからないです。

さて話がそれました。炭水化物とたんぱく質、これだけでは不十分ですね。
蜂達もしっかり補助栄養素としてミネラルを補給していますよ。

プランターの土にとまって何かをしきりに吸っています。

さあ、そしてやっぱり蜂といえども水は必要な様です。

雨水をしきりに吸っているみつばちです。

水は夏の暑い時期には巣箱内を冷やすためにも使われます。
まあ、いわゆる打ち水ってやつですね。

冬を越したみつばち達はあれやこれやと大忙しの様子です。

ただ今産卵中!

急にぽかぽかしてきましたね。
もう既に桜の開花宣言が出たところもあるようです。
この陽気に誘われて、女王様もせっせと産卵しています。

さてさて、女王様はどちらにおられますでしょうか?

おっと、そちらにおられましたか。
(中央、おなかに縞模様が無く、どーんと長いおなかをしてるのが女王様です。
1枚目の写真は同じ位置にいますが、おなかを巣房に突っ込んで産卵しているところなので、よくよく見ないとわからないかも?)

女王蜂が卵を産むときは働蜂が周りを取り囲んでまるで見守っているみたいですね。
なんか面白い。

弱小群合同と最強群継箱

同じような群勢、同じような貯蜜(花粉)状態で越冬に入ったのに、気温が上がってきて久方ぶりに内検をすると群の状態が全く異なっている場合がままあります。
貯蜜が驚くほど減った上に蜂数が「あれ~?」というほど減っている群もあれば、蜂数も殆ど減らず、貯蜜も殆ど減ってない群もあったりします。
蜂は蜂球の温度を保つため羽の筋肉を振るわせて発熱していますので、蜂球の温度が下がればそれだけエネルギーが必要となり蜜の消費が増えるんだと思います。
でもその分、余計なエネルギーを使った蜂は寿命が短くなってしまって、結果として蜂数が減ってしまうのかなと思っています。

さて、昨年末に越冬は難しいかも・・・と思っていた弱小群ですが、2群は気持ち蜂数が盛り返してる?ってな感じでしたが、1群は貯蜜も殆どなくなり、女王の産卵も弱く、蜂数も春に盛り返しは厳しいだろうという結果になりました。
そこで先日の内検時にこの1群は他群と合同しておきました。
合同というのは2つ以上の群を1つにまとめることを言いますが、当然ながら女王蜂は1匹だけしか存在できませんので他の女王蜂は「処分」しなければなりません。これがいつも辛い・・・。
まあ、群を救うためでありますので決行しましたけど気持ちはブルーになります。

さて、異なる群が一緒になりますと、その匂いの違いで敵と認識して殺し合いが始まりますので、合同のポイントは匂いの違いを認識させないことに尽きます。これを発見した人はすごい!
匂いの違いを認識させないようにするには、臭覚を麻痺させるか徐々に匂いに慣れさせるかの2通りあります。
私が知っている方法としては以下のものがあります。
・燻煙法 煙をばふばふ掛けて蜂の嗅覚を一時的に麻痺させて合同する方法
・日本酒合同 日本酒を蜂に噴霧して嗅覚を麻痺?(もしかして匂いを消す?)させて合同する方法
・サロンパス合同 エアーサロンパスを噴霧してサロメチールで嗅覚を麻痺させる合同法
・新聞紙合同 巣箱と継箱の間に新聞紙をはさみ、上下に合同する別々の群を入れる。新聞紙を齧って上下間の行き来が出きるようになる頃には他群の匂いに慣れてしまうという方法
・なにもせずいきなり合同 流蜜期で若蜂が多い時期にできるらしい。

このうち、燻煙法となにもせずいきなり合同は私は今まで一度もやったことありません。
さて、春めいてきたとはいえ、まだ20℃にも満たないこの時期に日本酒をふりかけるのはちと気が引けます。というより巣箱&蜂の温度を下げてしまうので避けたい。
新聞紙合同ならそんな心配もありませんが、2、3日後に合同の成否を見にいかねばならない。まだサラリーマンをしている私は週末にしか作業できないのでこれも却下。
ということで、あまりやりたくないのですがサロンパス合同で合同作業をしました。
サロンパスを噴霧すると蜂の羽音がものすごいので蜂達にかなりの苦痛を与えているんじゃないかと思っていますので、普段は日本酒合同派です。

さてさて、合同する群もあれば、建勢が進んで継箱になる群もあります。
最強群である自宅群は結構悩んだんですがね、経験を積む意味もあり実験的に産卵圏2段(隔王板無し)の継箱としてみました。このあと継箱2段が満杯近くになったら隔王板を載せてさらに3段目の継箱を載せます。ちょっと蜂数や蓋蜂児の割合など時期的にフライング気味なんじゃないかと思うのですが、さてどうなるでしょう。

洗浄中の巣箱の奥、左が自宅に持ち帰った合同した群、右が継箱した群。

おまけで2段継箱群の本日の時騒ぎ(ときさわぎ)

産卵爆増中

先週までは産卵圏が1枚~2枚程度でしたが、昨日の内検では1週間で産卵圏が4枚~5枚にまで急激に増えてきました。試験的に1群に巣礎を投入してみたところ、今日には既に9割方巣盛りしていました。うーん、春の蜜に向けてどんどんと増勢していきたいのですが、今のところ週末しか作業できないのがもどかしいです。
巣礎というのは巣の元になる基礎みたいなもので、これに蜂達が「巣盛り」をして初めて産卵できる「巣脾」となります。

これが巣礎です。

帰還する蜂達も花粉を抱えたものが4~5割程度にまでなりましたので色んな花が咲き始めたんだと思います。
うちのさくらんぼの花にもうちの蜂達がブンブンたかってました。

さて、そんな山の蜂場ですが、蜂箱を新しいものに入れ替える作業を行いました。

新しい巣箱で良い蜂蜜を集めて下さいね。

1年間使った巣箱は綺麗に洗って一旦冷凍してスムシを殺した後、バーナーで炙って殺菌、次の出番を待つことになります。

でも今持っている冷凍庫は巣箱が1個しか入らないので毎日入れ替えても何日かかることやら・・・。

春が来た

今年はやたらと寒い日が続きましたが、今週あたりから急激に気温が上がりました。
暑いくらい。
で、うちの庭のサクランボも開花し始めました。

そして、何故かうちの最強群となる「自宅群」はもう爆発的に卵産んでます。
今日も元気に飛び回っていた様です。

明日、明後日内検してみて継箱するかもしれません。
山の群もこれに匹敵するくらいの勢いなら良いのに・・・。