第二弾の掃除採蜜実施。
前回以降に継箱した群や新たに継箱に上げた巣脾の蜜を抜く。
もうほぼほぼソメイヨシノは散っているがこれから咲く遅咲きの山桜がどれだけ蜜出すかにかかってくる。
去年の丁度4月7日のプライベート桜標準木。
今年の4月7日の同じ木。
これだけ違うがはてさて。今年は桜蜜採れるだろうか?
おいしい蜂蜜を求めて
25日に今年の桜蜜は難しいかも・・・とつぶやきましたが、その理由を少し詳しく説明してみます。
桜の開花が余りに早いと仮に蜂の建勢が間に合ったとしても(販売できる)桜蜜が採れない理由があります。
何故だかわかりますか?
蜂の建勢が間に合ったら確かに桜の蜜は入るでしょう。しかしこの時期、実は「ヒサカキ」という花も咲いているわけです。
この花は春一番に咲く花で蜜が出るので蜂の建勢にとってはとても有難い花ではあるのですが、いかんせん「臭い」蜜です。
これが少しでも混じった蜂蜜はととても不快な味と匂いの蜜になります。
ヒサカキは3月に入るか入らないかの時期から開花をはじめ4月初旬頃まで咲いています。
桜の満開が4月の初旬だとギリギリ被っているのですが、何とかうまく掃除採蜜(蜜を貯める枠を一旦空っぽにする作業)の時期を調整すれば美味しいサクラの単花蜜が採れます。
失敗すれば・・・商品にならない蜜になります。何年か前には掃除採蜜の時期を失敗して採れた桜蜜の1/2を廃棄したことがあります。
桜の満開が4月初旬でこれなんですから3月中旬なんかに満開になった日にはどう調整したとてヒサカキの蜜が混入するので、とても食べられる蜂蜜にはならないわけです。
ヒサカキの花はそういう意味で痛しかゆしの花であると言えます。
今年初めての本格的な内検スタート!!
昨年、一昨年と比べると1週間位は立ち上がりが遅い感じ。。。
ひとまず全群チェックしましたが、1月25日に書いている新女王蜂に入れ替わってしまった1群を除いて全群無事越冬してました。
1月25日の新女王群は交尾できない前提で今日までそのまま放置してました。未交尾女王と言えど居る限りは働蜂産卵しないですからね。
オス蜂のいる群もあるんですがそれはそれ、やっぱり未交尾だったので気温が上がった本日、他群と合同処理と相成りました。
本日の内検で目立ったのは、やたらと花粉の持ち込みがあったこと。おかげで先週入れた第2回目の代用花粉の食いがあまりよくありません。まあ自然の花粉があるならそれに越したことありませんね。
ヒサカキの花も咲きましたね。内検中、辺り一面ガス臭が漂っていました。いよいよ春が来たと実感した一日でした。
越冬用の貯蜜にと残していたセイタカアワダチソウ。
一部の弱群を除くと蜜がパンパンに入って、入り過ぎて産卵圏が無くなってしまった群も出るほどになってきましたので刈り取りを始めました。少し遅すぎたかもしれません。
全部刈り取るにはまだまだ時間が掛かります。
こんな状態でここはまだ背丈が短いですが、それでも3m級のアワダチソウが横に寝てしまっており、その上にツル系の植物が覆っていますから刈り取り大変です。(この上の段には4m級のアワダチソウがまだ残ってます。)
先日買った背負い式ループハンドルの新しい刈払い機でも試してみましたが、やっぱりうちのような植生の所では背負い式は不向きだと痛感しました。腕の力だけでこういう植生の雑草は左右に払うことすらできません。もっと風になびくような草丈もせいぜい50~60cmくらいの柔らかい草に向いてるのではないでしょうか?
ここは両手でしっかりハンドルを持ち、腰を使って小刻みに薙ぎ払うようにしないと到底刈れません。(同じ理由で飛散防止カバーなんか付けてたらこんなところはいつまでたっても刈進む事できません。自己責任です。)
刈刃はまだブルーシャークつけたままですけど、一つもチップ飛んでませんでした。何度も石にぶち当てたんですけど。以前使っていたデカチップならもう2枚目行って既にチップが2,3個飛んでるくらいですね。こりゃ凄いわ。