ギ酸処理大失敗

今年の夏はダニが大発生して、止む無く緊急処置としてアピスタン、アピバールと連続投与を行いました。

何とか抑え込んだと思ったのですが、アピバールを抜いてまだ1か月経たないと言うのに数群でまたダニが増えてきてしまいました。

今年はどうしたんだろう???

流石に3連投はどうかと思うのでギ酸で対応しようとしたのですが・・・

やらかしてしまいました。

巣門の外に出されてるのと合わせると犠牲は若蜂中心に数百匹ほどでしょうか。

最近は単箱でも1回に65%ギ酸40ccを投与していますが、まあ普通は大丈夫です。

でもこの群では同時に巣枠上部に掛けるドンゴロスを新しいものに取り換えたんです。

これが失敗でした。

新しいドンゴロスがキッチンペーパーに浸み込ませたギ酸を吸い取って一晩で大量蒸散させてしまったようです。

プロポリスのびっしりついたドンゴロスでは蒸散を阻害して全く蒸発していない場合があり、結果としてダニに全く効いてない時があります。

この蒸散方式は接触式と違って、うまく行くと効果てき面、巣房の中のダニにまで効くのですがはっきり言って蒸散量は条件次第の運任せ、これが最大のデメリットです。

“ギ酸処理大失敗” への5件の返信

  1. 愛知県で日本蜜蜂をラ式でやって9年です。投稿はで2回目ですが「いろは」さんのブログは大変勉強になります。
    日本蜜蜂はラ式では無理とも言われますが重箱式の長所も取り入れて、まあそこそこやれています。
    蟻酸投与についてご意見を賜りたく投稿致しました。
    アカリンダニ対策として蟻酸の計画投与と対処療法の併用で一定の効果が出ているような気がしますが、女王の産卵低下や停止がかなりの確率で起こります。
    濃度55〜60%、タッパにキッチンペーパーを敷き25ml/回、通常2回投与、投与時は巣門以外は閉鎖、ラ式8枚箱です。
    当然ながら高濃度ほど効果が高いのですが、産卵への影響も大きくなります。
    最近は蟻酸不使用で「人工篩落とし」ー自称ーなども試していますが効果は未だ不明です。
    公開できる範囲で是非教えを賜りたくお願い致します。

    1. ORFEUMさん、こんばんわ。
      あちこちブログ移動してご迷惑おかけしております。
      新しいブログでのコメントありがとうございました。
      さて、ギ酸の件です。
      投与の方法ですが、濃度は65%一律で、投与量は単箱(10枚箱)で40ml~50ml、継箱2段の場合で40ml~80mlです。
      投与時期は概ね8月~11月末の期間です。(今年は特別に2月にも投与しました。)
      単箱の場合は巣枠上部、継箱の場合は(できるだけ)隔王板上(1段目、2段目の間)に置いています。
      単箱の場合はドンゴロスで覆いますが、隔王板上に置いた場合はそのままです。
      開放部は巣門のみ、蓋の通気口はガムテープでふさぎます。
      投与間隔は理想は1週間で2回、でも実際は殆どの場合1週間で1回になってしまいます。
      以上の条件ですが、女王の産卵低下や停止が起こったのは過去数回程度ありましたが最近では起こってないです。
      ただ、私の使っている巣箱は移動用の窓ありタイプです。(継箱は窓無し)。セイヨウはプロポリスでここの金網を塞いでしまいますが、それでも完全に塞いでないので空気は大なり小なりここから漏れ出ているはずで、それは巣箱毎に異なるはずです。
      以前窓無しの7枚箱で40mlを投与した時に幼虫が全滅したことがあります。これは投与量より巣箱に窓無い影響で巣箱内濃度が高くなった為と思っています。ちなみに女王や働蜂は健在でその後の産卵も変わらずでした。
      ギ酸の効き方はおっしゃる様にギ酸の気中濃度によるのですが最適な蒸散のさせ方が未だによくわかりません。
      隣り合った蜂数もほぼ同じ位の巣箱で片方は全て蒸発し、片方は殆ど蒸発していないなんてこともよくあります。
      お話を伺うと日本蜜蜂と西洋蜜蜂でギ酸に対する耐性も違うのでしょうかね?
      私の方が濃度、投与量とも多いですがそこまでの影響は出ていない感じです。
      参考にならないかもしれませんが私の場合の投与と影響の出方はこんな感じです。
      今後ともよろしくお願いします。

      1. 早速の返信ありがとうございます。
        私も移動用8枚箱です。日本蜜蜂はクロポリスは殆どないのでテープで通気口の加減を調整しています。
        女王の産卵能力に関しては一概に何の所為と断定することは難しいですかね。女王の資質もあれば交尾の成否もあるでしょうし、人工分蜂だけに頼ると近親度が高まる可能性もあるとは思います。
        ただ、アカリンダニの蔓延で蟻酸を使うようになってから顕著に表れている気がしています。

        私も昨年から隔王板を使っています。分蜂期の王台探しが多少面倒てはありますが今のところはまずまずです。
        ありがとうございました。今後もいろいろ発信して下さい。ORFEUM

          1. ORFEUMさん、こんばんわ。
            窓無巣箱だと気中濃度が高くなりすぎた可能性ありかと思ったのですが移動用だとその線も薄いですね。
            参考にならず済みません。
            ギ酸濃度を下げてみてもいいかもしれませんね。アカリンダニに効くギリギリの線がわかればいいのですが。

            今後ともよろしくお願いします。

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