巣の乗っ取り?

5月ももう終わりに近づいてます。
3月~4月初旬の冷え込みと長雨で遅れに遅れた蜂の建勢ですが、やっと今頃、例年の5月初旬くらいの蜂数になってきました。
1カ月遅れです。

おかげで今年の蜂蜜は「不作!」。
今年のみかんは花が1週間以上早く終わってしまいましたし。
まあ仕方ない、みつばちの収穫物を我々は分捕っているだけですからね。。。
また来年頑張ろぅ。

さて、やっと蜂の数が増えてきた今日この頃、1カ月遅れで分封騒ぎがあちこちで始まりました。分封されると蜜を持っていかれて蜂の数は激減。とんでもない損失をこうむるのでありますが・・・。

実はその逆、蜂が勝手に合同して強勢群になってしまうと言うのが今日のお話。

先日、内検中の出来事です。
内検中の隣の群で突然分封が始まりました。
翅を切っているのでそのうち戻ってくるけど、分封騒ぎを起こした群は中がてんやわんやになってますので、その群をすっ飛ばして別の群を内検していたのですが・・・。

翅を切っている女王が飛び立たないので諦めた蜂達が戻って来たのですが、20分経つか経たないかのうちに再び分封の気配?

見てみると蜂は飛び立っておらず、逆に大量の蜂が戻って来ています。
おかしいなぁ・・・とは思いつつ、巣門前は大混雑。

この写真はこの騒ぎのあった5時間後の写真なんですけどね。
結局終日こんな感じで、この群はその日の最後に内検するはめに。

この群は元々そんなに蜂の数が多くなく、弱小群ではないけれど、そんなに蜂の数が多くない、まあ中の下くらいの群でしたが。
開けてビックリ玉手箱。。。

大量の蜂が居ります。

大量というか、巣箱内の空間がほぼ蜂で埋め尽くされたかの様な状態。。。

なんとか巣脾を持ち上げ様子を見てみると、女王蜂が攻撃を受けている印、蜂団子が出来てます。
蜂団子をほどいて見ると中に女王蜂が。。。
女王蜂を取り出してみると・・・あれぇぇぇ・・・翅がある・・・。
体色は濃い茶色でどこをどう見ても産まれたばかりの新女王じゃない。
順次巣脾みていくと、王台は残ってる・・・。
さらに見て行くと、ありゃりゃ・・・翅を切られた女王が居る。
これがこの群の元の女王じゃろ?

とすると、翅のある女王はどちら様???

これは多分、最初の本家分封群が飛び立ち戻ってくる羽音やサインの匂いなどに誘発されて別の分封群(おそらく近くに蜂球があったのだろう。実はこの事件の2日前に翅を切ってない群が分封してしまっていた。)がつられて?巣箱に集まったのではないかと・・・。

結局、2つの群が一緒になる事になってしまって、飛びこんだ群の女王は元の群の蜂に袋だたきに遭い巣の乗っ取りに失敗、しかし他の蜂達は何事もなかったのごとく合同してしまったのではないかと。。。

実は2年前にも同じ様なことがあったけど、理由は全くわからなかった。

まあ、そんなことでしか説明の付かない事件のお話でした。

コメントを残す