蜜蜂の摩訶不思議 II   残りモノには福がない

新しい女王蜂を養成するために、群から(女王蜂を除く)数枚の巣脾を抜き取り小箱に移しておくと、女王蜂の居なくなった蜂達は急遽「王台」というものを作って女王蜂を作ろうとします。
新女王が誕生して交尾を終えると産卵を開始して目出度く「新しい一群」の誕生となります。

新しい女王が誕生すると通常は他の王台は食い破られ女王一匹の存在になりますが、中にはまだ他の王台があることを良い事に巣を出て行く不届きな女王と蜂が居ます(笑)。
まあ、いわゆる「分封」です。
この新しい群に取っては初めての分封ですけど、この場合は第二分封という扱いになるのかな?

ですので、それを防ぐために内検で新女王が誕生してたら他に王台がないかチェックして、有れば全て王台を取り除いてしまいます。

これで目出度し目出度し・・・とならない場合がある。

王台を取り除いてから1週間後、内検に行くとその群で分封真っ最中!
てか、もう分封終了。

巣箱内検すると、女王は当然居ない。蜂も半減。てか、先週王台取っちゃったからナンにもないよ。割り出して2週間以上経ってるので卵も蛆もないしぃ。

これでこの残された群は自然界だと滅亡確定!!
この群に残された道は「働蜂産卵」してオスを大量に排出、女王蜂と交尾するという限りなく可能性の低い、まあ普通に考えて絶望的な道しか残されていないわけで。
何でこういうことをするかね?意味がわかんない。

まあ一応、ここでは人が飼ってる(つもりです)ので、仕方なく別の群から産卵枠を持ち込むか、他の群と合同するしかなくなるのであります。
他にバックアップが無く、本体群も女王更新に失敗した場合、この女王の血統はこれで潰えてしまうのであります。
去年これで優良系統を一つなくしてしまいました。

なんとも非情のライセンス。

毎年こういうのがたまに出る。
しかも優良群の割出しで。(気のせいかな?多分気のせい・・・)

分封のメカニズムって実はまだよく分かってないらしいですね。

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