始動

今年の冬は寒い・・・と言われていたのに何だか昨年より暖かいと思うのですが気のせいでしょうか?

今日は日中おそらく17~18℃くらいあったんじゃないでしょうか。
ハチがぶんぶん飛び回ってました。

山の麓にある梅の花も開花しており、うちのハチ達が訪花しておりました。

さて、いよいよ今年も蜂達が始動する時期がやってまいりました。
今日くらい暖かいと今年初めてとなる内検も寒さによるハチのストレスなく進められますので人間の方も余裕を持って行えます。

今日のメニューは
・産卵の確認
・ダニ薬アピバールの投与
・花粉給餌
・糖蜜給餌
であります。

心配していた蜜切れも一切なく、1群を除いては全て順調に越冬してくれたみたいです。
その1群については女王蜂が居なくなっており、変成王台が作られていました。
卵もあるし、蛆もいるし、蓋蜂児もあるのですが、蓋蜂児は全てオス蜂の様で・・・。
この女王さんは交尾不完全で貯蔵精子がなくなってしまって卵を産んだもののオスばっかりで働蜂達から排除されてしまったのかもしれません。
一応、一穴一卵の産卵なので働蜂産卵ではないと思うのですが・・・よくわかりません。
働蜂産卵だと他群との合同にリスクが出ますが、どうしようもないので隣の群と新聞紙合同しておきました。

産卵は数群を除いて既に産卵を始めており、うち半数程は既に蓋蜂児が広がっておりました。

去年のこの時期は産卵してるのがわずかで大丈夫だろうかと気をもんだものです。
やはり今年は暖かいんだね。

アピバールは今回初めて使いましたが果たして効くんだろうか?

花粉の練り物は今回少し柔らか過ぎました。多分来週蓋開けると巣枠にべっちょりと落ちてくっついているんだろうな・・・。

仕事納め

土日辺りに気温がそこそこ上がれば4週間前に入れたアピスタンを抜こうと思ってましたが、一昨日、昨日は今年一番の寒波が来てめっちゃ寒かった。
今日は少し寒波も和らいだのでちょっと蜂達には気の毒ですが蓋をはぐってダニ薬アピスタンを取り除いてきました。

ダニの影響で蜂数が滅茶少なくなっている群がいくつかありました。
うーん、今年は全体的に蜂の数が少ないぞ。越冬できない群が出るかも。。。

抜いたアピスタン。蜂達はわざわざアピスタンの無い所に蜂球作ってる群が多かった。大丈夫か、おい!

これで今年の蜂作業は終わりです。
来年の2月初旬までの約1カ月、もう蓋を開けることはありません。

今年は一年、思い通りに行かないことだらけでしたが、無事に冬を越して春にはブンブンと元気いっぱい乱舞する姿を見せて下さいね。

越冬作業

10月中旬頃まで30℃を超える日があったせいでしょうか、今年はダニがかなり残っています。
一部の群では蜂の数が半減してしまった群も出てしまいました。
この1週間の最高気温は10℃ちょっと。ここまで急激に気温が下がってしまうと蟻酸も効果出ません。

急遽アピスタンを投入しました。来春2月には殺ダニ剤を入れなければならないので、今回は4週間で取り出して耐性ダニの発生を防ぎたいと思います。
2月はアピバールを使ってみようかな。今まで使ったことないのだけれど効くんだろうか?

今日は合わせて保温作業も行っておきました。

これで来年2月までは基本内検作業は行いません。
元気に冬を越して下さいね。

盗蜂

今年はこの辺りではセイタカアワダチソウがあんまり蜜を出してない様です。
巣箱を開けてもあのウ○コの様な匂いが全くしません。
貯蜜もどんどん減ってきています。

おかげで今年は内検していると別の群が群がって来て盗蜂騒ぎが激しいです。
「盗蜂」というのは、別の群の蜂が巣箱に侵入して蜜を強奪していく行動の事を言います。
全ての群が均等な勢力ならばこんな事は起こりませんが、どうしても同じ蜂場内で強い群と弱い群が発生してしまいますので強い群が弱い群の蜜を狙ってこんなことが起こってしまいます。

去年は夏前に蜜源が枯渇して、その際に1群が集中攻撃受けて大変な事になりましたが、そこまでの盗蜂騒ぎに今のところはなってないのが幸いです。

ちなみにこの時の集中攻撃を受けた群は仕方ないので自宅に持ち帰ったのですが、その後うちの最強群になりましたよ。冬の間中ガンガン産卵してずっと継箱状態でしたからね。
蜂の世界は未だによくわかりません。

さて、今年の自宅群、朝のまだ気温が低い時にはどこからともなくやってくるニホンミツバチに(盗蜂)攻撃を受けているみたいです。

20~30匹位のニホンミツバチが巣箱の周りをブンブン飛び回っています。
セイヨウに比べてニホンの方が活動できる最低気温が低いので朝方の気温が低い時にはこういった状況になりますね。

このニホンミツバチはどこから来てるんだろう?
自然巣でも近くにあるんだろうか?

山のものたちの痕跡

冬に備えて山のものたちが盛んに活動しています。

まずは猪。
所かまわず地面をほじくり返しています。

蜂場の至る所に土を穿った跡があります。

さて、この辺りを徘徊しているのは猪ばかりかと思えばさにあらず。
巣箱の上でどなたかが休憩なされた様ですよ。

巣箱の蓋に残ったこの足跡は・・・・。

どうみても猿の手と足の跡じゃあないでしょうか?

ここで何やってたの?

幸いにも蓋は開けられて無かったですが、蓋を開けられて蜜の味なんぞ覚えられた日にゃぁ・・・。

どうにかできないですかね。

オオスズメバチのオスとメス

昨日は終日雨で今日は朝から晴れ。
こりゃ来るぞ・・・と待ち構えておりましたら、オオスズメバチのオスを捕まえましたので記念カキコ。

こちらがオス

そしてこちらがメス

飛んでるオオスズメバチのオス、メスは正直判別できませんが、捕まえてお尻の先をみるとすぐにオス、メス区別付きます。
メスはお尻の先が尖がっているのに対してオスのそれは先っぽが平べったくなっています。
写真でもオスはお尻の先が平らになっているのが分かります。
また、これはインターネットで調べて知ったのですが、触角が11節なのがメス、12節なのがオスなんだそうです。
確かにこの写真の触角を数えてみるとオスは12節、メスは11節なのが分かりますね。

また、パッと見ではなかなかわかりませんがオス、メス並べて比べると顔が小さいのがオス、顔の大きいのがメスになります。

以上、オオスズメバチの豆知識でした。

寒い、寒い・・・

寒い、寒すぎる・・・。
ついこの間まで日中30℃近くあって「暑っついなぁ・・」なんて言っていたのに台風が連続して来た頃から最高気温が20℃ちょっと、朝方なんて9℃とか10℃とか・・・どうなってるの?

みつばちだけでなく、オオスズメバチもこの気温の急激な変動にビックリしたみたいで、ただ今新女王の巣立ちに向けて佳境に入っているものと思われます。
今日だけでも大量のオオスズメバチを生け捕りしました。

はちみつに漬けているのは生きたオオスズメバチのみです。
捕獲器に掛って死んでいるのは入れません。
大量生産できませんけど、数が揃えばネットで販売するかも。

さてみつばち達の方はと言えば・・・、ちょっと越冬が難しそうな群が結構あります。
今年は梅雨時の長雨タイミングと女王更新(交尾)の時期がたまたま重なってしまったとか、夏の異常なまでの暑さだとか、そんな影響もあったのかもしれませんが、今年の新女王蜂はちょっと良くないのが多い。産卵が伸びない群が多いのです。
ダニを背負った群も数群あります。蟻酸処理してますけど、ちょっと効きが悪い模様。
ちぢれ羽の蜂は今年殆ど居ないのでまずは大丈夫と思うのですが・・・。

ここの所の寒さで、ちょっと予定を早めて巣枠の縮小を急ピッチで進めています。

徐々に蜂の薄い枠を給餌器の外に移動していってます。

未だに蜜が入って来ているようなんですが、セイタカアワダチソウではないみたいです。
あのくさい匂いが今年はまだ全然しないんですよね。
まだセイタカアワダチソウは蜜を出してないのかなぁ?
だとすると何の蜜?

【追記】
あ、そうそう。今年最初に捕獲した分封群だけど、相も変わらず分封熱が強くて、今日内検していたらまた新しい女王蜂が産まれてましたよ。先月だったか(?)も女王が2匹いるというハプニングのあった群です。
女王蜂、えらくちっちゃくなっちゃったなぁ・・・なんて思いながらその巣脾の裏を見ると本当の女王蜂が。
先週王台を見逃したんだと思いますが、いくら探せど出房した王台を見つけられず。
こういう分封熱の強すぎる群もダメだね。来春早々にでも新しい女王蜂に入れ替えます。

オオスズメバチの集中攻撃が始まりました

もうそろそろオオスズメバチの造巣も佳境じゃないでしょうかね。
オオスズメバチの女王は1匹で冬を越し、最初は自分で餌を取り巣を作り子育てをします。
そして秋以降に来年の女王蜂を作って後その群は壊滅してしまいます。
今まさに来年の新女王蜂が続々誕生しているんじゃないかと思うんですが、その分餌も不足してしまいますよね。
おまけに2日続けての雨。明けて月曜日は朝から快晴。
何か嫌な予感が・・・。

今年はオオスズメバチが少ないなぁ・・・なんて思ってましたが、今日は朝からオオスズメバチの集中攻撃が始まりましたよ。

(自作)スズメバチ捕獲器を仕掛けてあるので呑気にビデオ撮影なんぞしてみました。

動画最初に捕獲器内外に居るオオスズメバチはおそらく同じ群のオオスズメバチですね。
捕獲された方が救難の匂いを出しているので外にいる方は助けようとしているみたいです。
救援モードに入っているためミツバチを襲おうとしませんので捕獲器に入りません。
後から来たオオスズメバチは別の群の個体と思われます。
攻撃モードで捕獲器の中に入っていとも簡単に捕獲器に入ってしまいました。

今日は一日でこの動画に写っているミツバチ群に15匹もオオスズメバチがかかりましたとさ。
何匹か取り逃がしたみたいなのでもしかすると明日も集団で襲ってくるかもしれません。

プチ贅沢

金木犀が良い香りを放っていますよ。

ミツバチがこの花の蜜を集めてくれたらどんなに良い香りのはちみつになるんだろうかと想像は膨らみますが、実際にはミツバチは金木犀には見向きもしません。
残念!

変わってミツバチの大好きな秋の花。

セイタカアワダチソウ。蜜と花粉が貯まると巣箱がクサ~くなります。
でもこれは今年最後の蜜源でとっても貴重な花です。
ミツバチはこの蜜と花粉を一生懸命集めていよいよ越冬となりますよ。
今みかん色した花粉がどんどん貯まってきています。
頑張って卵産んで蜂の数を揃えてよ。

昨日、勢いの弱い群を4群ほど自宅に持ち帰りました。
山より自宅の方が秋~冬にかけて環境が良いらしく、昨年の自宅群は冬でもずっと産卵してました。少しでも回復してねと期待を込めて・・・。

山の蜂場群の中に今もってオス蜂巣房が作られている群が数群あります。
この連休中にその蓋蜂児を調べてみたらなんと2/3の確率でダニが付いていましたので全てのオス蜂蓋蜂児を取り除き、それらの群限定で蟻酸処理を開始しました。
効いてくれるかな?

さてさて、秋と言えば秋の味覚・・・色々ありますが松茸はあこがれの食材でしょうか?
私も過去に2回しか食したことがありません。
丁度マイレージの有効期限が迫ってきているということもあり、先日マイルを使って松茸でプチ贅沢することにしました。

なんで松茸かって?
一言で言えば、自分でお金出して買うなら絶対に買わないもの・・・を選びました(笑)。
ポイント交換ですからね。

届いたその日においしく頂きました。

あーおいしかった。
もうこれで死ぬまで松茸を食べる機会はない・・・かな?

女王蜂の良し悪し

6月頃から新女王の更新を進めてきましたが夏にグンと減った蜂数が回復し始める今時に新女王やその群自体の良し悪しがはっきりしてきます。
体は大きいのにあまり卵を産まない女王、交尾後爆発的に卵を産んでいたのに夏を境に急に産まなくなってしまう女王、蜂数多いのに何故かスムシにやられっぱなしの群、巣箱の汚い群、花粉を殆ど集めない群・・・。
毎年そうなんですが、秋はどんどん群数が減ってきてモチベーションが下がりっぱなしになります。

今年は夏の採蜜を最小限に抑えましたので今の所貯蜜は十分で蜜枯れしそうな群はありません。もうそろそろセイタカアワダチソウの蜜や花粉が入ってきそうなので今年の給餌は最小限で済みそうです。

継箱や巣箱の巣脾が空になったり蓋掛け貯蜜だけになったものはどんどん引き揚げ作業をやっていますが、毎年頭を悩ませるのが巣脾の保管。
例年カビてしまって使えなくなる巣脾がそこそこありましたので、今年はちょっと試しに「ワサエース」というわさび成分の防カビ材を使ってみることにしました。
一度冷凍庫で巣脾を凍らせてスムシの幼虫、卵をやっつけてから保管しています。

これ結構わさび臭がしますね。思いっきり吸うと涙がでます。まんまわさびです。
いちいちビニール袋に入れて密封保管しなければならずちょっと面倒くさいのですが、カビてしまうよりはましかな・・・。

効果の程は来春にわかりますね。効果があるとうれしいな。