ハゼ蜜 採蜜

ハゼの蜜を吸うハチさん

そこかしこに一杯いるんだけど葉や花に隠れて一度に複数の蜂を撮る事ができなかった。

ハゼの花はこんなにちっちゃな花。

こんな小さな花でよくぞあそこまで蜜を出すもんだ。

中国・四国地方もついに梅雨入り。
ハゼの花もいよいよ終わり。

本当は週の初めくらいがベストタイミングだったんだけど、お天気と都合でやっと今頃、平日ながら時間取って採蜜できました。

採蜜中には蜂が寄ってくるので遮光ネットで周りを囲んで。

でも今、大量に集まってくるのは何故かニホンみつばち。
近くで誰かニホンみつばちこっそりと飼ってるでしょ?
セイヨウは今は集める蜜が一杯あるのか、さほど関心示さない。

ここ3日ほどで蓋掛けがどんどん進んでました。
と言うか、進み過ぎ?

ハゼの単花蜜が採れたのは初めて。

味も最高!

糖度は

絞るにはちょっと高過ぎ。
蜜固くて分離器回す時間は掛るし、だんだん蜜濾フィルター目詰まりして流れなくなる。

今年はこれまで不作を通り越した凶作でしたが、これでやっと「やや不作」くらいに戻った。

今回の巣脾は一枚一枚重かった・・・。
巣脾一枚当たりの平均収量は2.43Kgでした。

想定外

みかんの花が終わってしまった今日この頃、ヘアリーベッチもそろそろ終盤に近づきつつあります。

けど実はこれから咲き始めるヘアリーベッチもあります。

こちらは晩生種。

養蜂具屋さんから送られてくるパンフレットに10群で1tのヘアリーベッチ蜜を搾ったというのが載ってましたが、ヘアリーベッチがそこまで大量に蜜吹くという実感は今の所ないですね
これから咲き始める遅咲きのはバンバン蜜出して欲しいですけど。

バンバン蜜出すと言えば

さて、当地ではみかんが終わると後はぼちぼち、、、樹木系の蜜が少しずつ入ってくるのが定番であります。

今年、車で20分くらいかかりますが知り合いのみかん畑に少しばかりの蜂群を置かせてもらっています。そこでもみかんの蜜の入りは悪く、花が終わった先週23日にガッカリオーラを漂わせながら蜜を搾ったのでありました。

みかんが終わるともう蜜はさほど入って来ないので継箱に戻す巣脾も4~5枚程度に枚数を抑えておりました。

ところが、、、

4日後の27日夕刻、この時期まだ陽が高いので継箱の状態を見に行ってみたら、、、

まだ4日しか経ってないのに蜜がパンパンに入って一部既に蓋掛けされておりました。

何だこれは?

辺りの山を見渡してみましたらハゼが黄色い花をつけています。

巣脾も真っ黄色になってるし、少し蜜を舐めて見たらほんのりハーブの様な香りと味が。

ハゼが大量に蜜吹いてるみたいです。山のメイン蜂場で今までハゼの単花蜜が採れた事はありませんがこの場所は違う様です。
ああ~~、戻す巣脾を少なくしたのは失敗だぁ。。。

欲どおしい私は巣脾をこっそり2枚ずつ追加して帰ってきたのでありました(笑)。

今年の不作をちょっとでも挽回できたらいいな[E:lovely]

巣の乗っ取り?

5月ももう終わりに近づいてます。
3月~4月初旬の冷え込みと長雨で遅れに遅れた蜂の建勢ですが、やっと今頃、例年の5月初旬くらいの蜂数になってきました。
1カ月遅れです。

おかげで今年の蜂蜜は「不作!」。
今年のみかんは花が1週間以上早く終わってしまいましたし。
まあ仕方ない、みつばちの収穫物を我々は分捕っているだけですからね。。。
また来年頑張ろぅ。

さて、やっと蜂の数が増えてきた今日この頃、1カ月遅れで分封騒ぎがあちこちで始まりました。分封されると蜜を持っていかれて蜂の数は激減。とんでもない損失をこうむるのでありますが・・・。

実はその逆、蜂が勝手に合同して強勢群になってしまうと言うのが今日のお話。

先日、内検中の出来事です。
内検中の隣の群で突然分封が始まりました。
翅を切っているのでそのうち戻ってくるけど、分封騒ぎを起こした群は中がてんやわんやになってますので、その群をすっ飛ばして別の群を内検していたのですが・・・。

翅を切っている女王が飛び立たないので諦めた蜂達が戻って来たのですが、20分経つか経たないかのうちに再び分封の気配?

見てみると蜂は飛び立っておらず、逆に大量の蜂が戻って来ています。
おかしいなぁ・・・とは思いつつ、巣門前は大混雑。

この写真はこの騒ぎのあった5時間後の写真なんですけどね。
結局終日こんな感じで、この群はその日の最後に内検するはめに。

この群は元々そんなに蜂の数が多くなく、弱小群ではないけれど、そんなに蜂の数が多くない、まあ中の下くらいの群でしたが。
開けてビックリ玉手箱。。。

大量の蜂が居ります。

大量というか、巣箱内の空間がほぼ蜂で埋め尽くされたかの様な状態。。。

なんとか巣脾を持ち上げ様子を見てみると、女王蜂が攻撃を受けている印、蜂団子が出来てます。
蜂団子をほどいて見ると中に女王蜂が。。。
女王蜂を取り出してみると・・・あれぇぇぇ・・・翅がある・・・。
体色は濃い茶色でどこをどう見ても産まれたばかりの新女王じゃない。
順次巣脾みていくと、王台は残ってる・・・。
さらに見て行くと、ありゃりゃ・・・翅を切られた女王が居る。
これがこの群の元の女王じゃろ?

とすると、翅のある女王はどちら様???

これは多分、最初の本家分封群が飛び立ち戻ってくる羽音やサインの匂いなどに誘発されて別の分封群(おそらく近くに蜂球があったのだろう。実はこの事件の2日前に翅を切ってない群が分封してしまっていた。)がつられて?巣箱に集まったのではないかと・・・。

結局、2つの群が一緒になる事になってしまって、飛びこんだ群の女王は元の群の蜂に袋だたきに遭い巣の乗っ取りに失敗、しかし他の蜂達は何事もなかったのごとく合同してしまったのではないかと。。。

実は2年前にも同じ様なことがあったけど、理由は全くわからなかった。

まあ、そんなことでしか説明の付かない事件のお話でした。

今年最初の採蜜

今年は蜂の建勢が3週間は遅れて推移しています。
未だに(自然)王台一個も出来ません。

まあ、少ない蜂ながらも何とか今年初めての採蜜を行う事ができました。

桜の開花時期に継箱した群は「春の蜜」として採蜜しましたが、今年は建勢が遅れたので5月以降、みかんの花が咲いてから継箱した群もあって、それらの群は「みかん蜜」として採蜜しました。

今年の蜜は透明に近い黄金色の蜜になりました。
とっても綺麗です。
香りも抜群、味も最高の蜂蜜が採れました。

蜜の貯まりが悪くて糖度も心配でしたが80%超えは確保できました。

けどね、、、今年の収量は過去最低なのです。
表年の今年、みかんは沢山花咲けど流蜜が細いようで。

こちらで主たる柑橘の伊予柑の花はもう終わりかけてます。

今は「はるか」とか「デコポン」などかな?

レモンの花に一杯集ってるんだけどこの花は蜜吸いにくそうだなぁ・・・。

今年はおかしい・・・

みかんの花が既にピークを過ぎて殆ど散ってしまってます。
GW中に強烈な香りを放ってまして、あれっ、こんなに早くここまで香ったかな・・・と思ってたら・・・。

例年5月一杯みかんの蜜が入りますが、今年はもう終わるんじゃ・・・。

蜜も思ったほど入ってません。

蜂の建勢を合わせられないうちがヘタッピーなのは確かだろうけど、花のピークがいつもの年よりえらく早いんじゃないかと思うんだけど。

これは何と言う蜂ですか?

山の蜂場にヘアリーベッチが咲き始めたらちょっと見慣れない蜂が一杯やって来るようになりました。

最初はニホンミツバチかと思ったのですが何か違う。。。
体長は同じ位なのですが横幅がある。
ちょっとファットなイメージ。
お腹ははっきりとした白黒で上半身と足は毛むくじゃら。

警戒心がやたら強くてうまく写真撮らせてくれない。。。

ニホンミツバチじゃないよね?マルハナバチ?
googleで調べて見たけどよくわかんない??

巣枠 ラ式とホ式

蜂が巣を作る巣枠にはラ式とホ式という2種類の形式があります。
うちはこれまで主にラ式を使用してきましたが、これには特段の理由はありません。
日本ではラ式が主流と言うことだったので何となく・・・という位の理由です。
蜂を潰しにくい、、、という理由もあったと思います。

ラ式というのはこんな形状をしています。

隣り合う巣枠の間隔を確保するために自距機構として金属の金具板が取り付けられています。
ラ式というのはラングストロスという方が考案された可動式巣枠のサイズ(規格)のことなのですが、現在ではラ式と言えば写真の様な形状の巣枠のことを意味します。

ラ式巣枠を作るには
巣枠組立→針金張り→自距金具打付け→巣礎貼り
という工程を踏みます。

まず巣枠の組立。
ラ式には勘合部分がありませんのでフリーハンドで作ると枠がゆがみます。
そこで何らかの保持治具が必要になります。
うちではこんな感じで各パーツを保持して作ってました。

でもこれ、一個づつしか作れないのです。他の方がどうやって作ってるのか知りません。うちではとても時間がかかるのです。

おまけに・・・一個一個針金を張って、一個一個自距金具を打付けて、一個一個巣礎を貼る。。。自距金具打つステープルも違う長さのものが必要。。。超めんどくさい[E:bearing]
で、しかも、この自距金具、ダニ対策としてギ酸を使用すると、、、サビるんです。

ということでホ式という巣枠を試してみる事にしました。

ホ式巣枠はこんな形状。

横桟の形状そのものに巣枠の間隔を保持する自距機能を持たせた方式なのです。
蜂を間に挟んでしまう危険性は高そうですが。

そんで、こんな箱を作ってみました。

この箱でこんな風にして、、、

こんな感じで、、、

パシッ、パシッ、パシッ・・・と。

一気に10枚出来ました。

あっ、これ、以前ユーチューブでルーマニアの養蜂家がやってたのを真似したものです。

でもその動画とは違って残念ながら下桟だけはやっぱり一個一個処理しなければなりません。

せめて横桟の下部の形状が凹になっていてくれれば・・・。
そういう形状のものも売られているはずなんですが、残念ながら知らないのです。

で、このホ式だと、この後針金貼って、巣礎貼ったらそれでおしまい。
複数枚一挙に出来て自距金具付ける工程も省ける。サビることもないし。
実際作ってみたらめっちゃ早い[E:happy01]

ということで今後はこれを使ってみる事にします。

今年はさっぱり?

今年初めて仕掛けたスズメバチトラップ。
たった1日でオオスズメバチ2匹、コガタスズメバチ4匹、黄色スズメバチ1匹が掛った。

まだオオスズメバチ2匹が飛んでいたのでそのうち掛るだろう。

今年の蜂はさっぱりだよ・・・。
蜜が入らない。
蜜がないから蜂も伸びない。
恥ずかしい話だけど、先日、非採蜜群(蜜を搾らない群)で蜜切れしたのがあったので給餌したら盗蜂が付いてしまって往生した。
よっぽど蜜が無いんだね(涙)。こんなの初めてだよ。

ここの所の晴天続きでぼちぼち蜜が入り始めたけれど・・・

多分今入っているのはフジとヤマフジの蜜かな?
この写真はフジの方。

レンゲ狙いの自宅群も1反足らずのレンゲ畑では採蜜に程遠い。。。
レンゲもあと一週間そこらで鋤きこまれてしまうし。

みかんの方は、、、

もうこの一週間で開花し始めるよ。
今年は花芽もぎっしり。

こちらはレモンの花芽。

今年は「春の蜜」あきらめて「蜜柑蜜」の2回採りに方針転換しようかな。。。
後一週間待ってみて、状況によって判断しよう。

プロポリス

今年の天候不順は最悪です。これから野菜の値段が高くなるよー。

天候不順の影響で蜂の伸びは過去最悪でーす。
そして同時に蜜の入りも最悪なのです。
先日は非採蜜群で蜜切れが発生し、糖蜜給餌までする始末。
これから暫く晴れの日が続きそうなので、なんでも良いから早く花咲け蜜を吹け!

3月中旬から始めた巣箱の交換作業もようやく終わりを迎えそうです。
最後の巣箱を洗浄、火炎消毒、防腐処理して回ってます。

ニホンミツバチはプロポリスを集めないそうですが、西洋みつばちはプロポリスを集めます。
巣枠の両端やその両端が接する巣箱の縁にはビッシリとプロポリスが付着します・・・というより接着剤の様に巣枠と巣箱がくっ付きます。
よって、これがビッチリ付いてくると巣枠が中々取り出せないし動かすことすら難しくなってくるんです。寒くなって固くなると最悪ですよ。
暑くなって柔らかくなればなったで、手にくっつくと中々取れないんですよ。
なので巣箱の洗浄ついでにこれもきれいに取り除きます。
バーナーで炙って、、、ハチさんちょっとどいてください、、、

柔らかくなったプロポリスをこそぎ落して綺麗にします。

手にベチョベチョくっ付くタールの様なプロポリスがこんなに貯まります。

さて、プロポリスとは、、、
西洋みつばちが採取した「樹液」に蜜蝋が混ぜ込まれた物質のことです。
西洋みつばちはこれを巣の補強や抗菌作用を利用して巣箱内の衛生維持に利用していると言われています。

プロポリスの抗菌作用や、実験用マウスで抗ガン作用が発見されたことから、プロポリスは健康食品や飲料として、抗菌・抗ウィルス・抗炎症・抗腫瘍作用等を期待した病気予防・治療目的での服用が行われているようです。
しかしながら、プロポリスの主成分は「樹液」ですからどんな木から出た樹液か、あるいは地域や季節によっても成分、作用は異なるはずです。

ブラジル産のプロポリスはつとに有名ですが、少なくとも国産のプロポリスで健康促進に有用だと言う科学的根拠は示されていないのではないでしょうか?

と言うわけで蜂の生産物として最も得体が知れず、従って持て余してしまうプロポリスですが、ハチにとってはとても大切なものらしく、巣箱を洗浄・乾燥させていると絶えずハチがやって来て巣箱に付いたプロポリスを齧って持って帰ってます。

(転飼用の)巣箱には換気用の網窓がついているのですが、そこにはビッシリとプロポリスが塗り込められて換気窓の意味がなくなってしまいます。
そのプロポリスを必死に齧っているハチさん。

齧ったプロポリスはどうやって持ち帰るかって?

それはね、なんと後ろ足にある「花粉ポケット」に入れて持ち帰るんだよ。
写真では、、、ちょっと分かりにくいかなぁ。後ろ脚にプロポリスの塊がくっ付いてるんです。
蜂を飼い始めてこれを最初に見た時はビックリしましたよ(笑)。

今年は厳しいぞ

3月の低温に引き続き、4月の長雨&冷え込み・・・。
今年のスタートは厳しい・・・。

桜の蜜はかろうじて入ったもののその後も雨続きでせっかく入った蜜も減る一方

ちょっと市内に入った所ですが既に藤の花が咲いてました。

蜂場に蒔いたヘアリーベッチも数える程ですけど花が咲き始めました。

早くドンドン咲いてくださいな。
巣箱の貯蜜が驚くほどに減って行っている今日この頃です。