Spring has come

冬が明けてから寒い年だろうが暖かい年だろうが、このサクランボの花が咲く時期はいつも一緒。
まるで体内にカレンダーを持ってるみたいだね。

今年も庭のさくらんぼが花を咲かせ始めました。
ちょっと撮り損ねましたが蜂がまだ固い蕾に止まって花をこじ開けようとしていました。
それはいくらなんでもまだ無理だよ・・・。

あと4~5日したら満開になるね。
いよいよ春がやってきました。

春めいてきました

春ですねぇ・・・。
2月下旬から鶯が鳴き始めましたが、ここのところは気温もグッと上がって昨日、今日は20℃を超えるまでになりました。
去年の3月前半は身にしみる寒さが続いていたのとは大違いです。

山に上がるとちょっと独特の花の匂いがしているので「何だろう」と思って探してみたらヒサカキの花が咲いていて蜂がわんさか集っていました。

笹藪を毎年少しずつ切り開いてますが、これは3年前に刈り払った時に出てきた低層木で日が当らずに瀕死の状態だったものです。なのでそろそろ今年は切ってしまおうと思ってたんですがこの時期に有り難く花を付けるヒサカキだったとは・・・。
集った蜂は大量の花粉を付けてましたが蜜は出るのかな?

蜂も大量に花粉を持ち帰るようになったし、1週間予報でもそんなに冷え込むことはなさそうなので去年より10日早く巣箱の交換を始めました。

回収した巣箱を即座に洗浄、火炎消毒、防腐処理して次の巣箱の交換に当てなくてはなりません。
今年は新しい巣箱を少し充当したので3サイクル(3週間)くらいでできるかな?

巣箱の洗浄に使ってたケルヒャーが壊れてしまいました。
急いで新しい高圧洗浄機を手配しなくては・・・。

盗蜂で一群消滅

盗蜂(もしくは盗蜜)とは読んで字のごとく、蜂が他群の巣に入り込み蜜を盗んでいく事を指します。
まあ、人間社会で言えば「押しこみ強盗」みたいなもんです。
一応、人間社会では金品取られるだけで命だけは助かるのが押し込み強盗となりますが蜂の世界ではそうとはなりません。
数年前に(本格的な)盗蜂が発生した際はすぐに気が付いて巣箱を山から下ろしたので事なきを得たのですが、もし気が付かず放置した結果として最後に行きつく先の事については本で読んだ事しかなく経験ありませんでした。
それが今年は・・・。

先週内検した時に1群で女王蜂が居なくなっており、隣の群と合同しました。
これで越冬後2群目の女王喪失でした。

翌日、合同の成否を見たところ一応女王蜂は健在で産卵も継続しておりました。
巣門からピュンピュン蜂が飛び出ていたのでちょっと気になっていたのですが・・・一応合同後8枚群のそこそこの蜂数になっていたので大丈夫かと・・・。

一週間後の昨日、巣門前に大量の蜂の死骸がでているので中を見てみたら・・・。
一部の蜂は巣箱の底で、大部分の蜂は巣房に頭を突っ込んだ状態で息絶えてました。
一匹残らず。。。
巣脾には一滴の蜜も残ってなかったです。本当に”一滴”も。

蜜を根こそぎ奪われた蜂達は食糧が無くなり空腹で餓死してしまったのです。

巣箱を引上げ巣脾に頭を突っ込んだまま息絶えた蜂達を一匹一匹手で取り出しましたが空しいやら悲しいやら情けないやら・・・。
なんでちゃんと見てやれなかったのかと。

越冬後の貯蜜は全群まんべんなく結構あるんです。昨秋のセイタカの大流蜜のおかげで。
それでもこんな事が起こるんですね。
合同したのがきっかけだろうか?
違う群を強制的に組み合わせる為にお互いの匂いを消して合同を行う。
だから一時的に敵味方判別付かなくなって外敵の侵入もやすやすと許してしまうんだろう。

蜂の世界の非情と摂理を深く深く学びました。何年やっても初心者。毎年小学一年生です。

始動

2月に入ればいよいよ蜂作業の始動・・・となるのですが、今年は気温とお天気の都合で延び延びになってしまいました。
今日やっとのことで蜂作業ができました。
奨励給餌&花粉給餌&ダニ対策&内検&女王の確認と産卵確認・・・。

この時期の給餌を「奨励給餌」と言って、蜂群に活気を促し女王蜂に刺激を与える目的で行うのですが、今までに給餌した群としてない群で明らかな違いが無かったのでこの給餌の効果については甚だ疑問に思っております。

しか~し、やってもやらなくても変わりないかも知れないけれど、やらずに後悔するよりはやって後悔した方がいいかと思って毎年やっているのであります。

巣枠を1枚~2枚減らして蜂を密集させて蜜糖と花粉を与えて回りました。
ダニ対策も忘れずに。

養蜂始めてからこれまで、幸か不幸か越冬で群が消滅したことは一度もありません。
これまでで越冬時の最弱群は2枚群と言うのがありましたが、それを含めて女王蜂が居なくなる事はあっても、群自体が消滅したことはありません。
越冬で群が消滅・・・みたいな話を良く耳にしますが、あれはダニの影響じゃないのかなぁ・・・。
今年も全群越冬「には」成功したみたいですが、1群で女王蜂が居なくなっておりました。
早速隣の群と合同しておきました。

越冬群は山と自宅にいますが、標高200mの山の群は産卵再開率が49%で半数がまだ産卵してませんでした。
一方で自宅群の産卵再開率は70%で明らかな違いが出ました。
山の気温はおそらく1~2℃は低いのですが、この僅かな気温の差が産卵の再開時期にこれほどまでに違いを生ずるのだと改めて確認できました。

運搬車の導入

蜂場には小さな山小屋があって、そこに巣箱をはじめとした養蜂道具をしまってあります。
小屋から巣箱までは大凡100mくらいの距離があって、必要に応じて巣箱や継箱、捕獲器や分割板等々都度運んでいるのですが、その間がそこそこ勾配のある上り坂なのであります。
軽トラで運ぶことができればいいのですが、転回場所がないのでなんとも。
なので今までは一輪車に乗せて運んでおりました。
もちろん動力は”人力”です。

けれどこれがとてつもなく大変な重労働で本当にきつい。
上り勾配で一輪車に荷物乗せて運ぶのは想像以上に体に堪えます。

今までは何とかやってましたけど、この際思い切って負担軽減の為運搬車を導入する事にしました。

荷台のあおりはカタログ値より伸びるみたいで、目一杯伸ばせば平積みで3個の巣箱が載るサイズになりましたが、強度、バランス、運搬車の格納スペースの問題で2個積みサイズで使う事にします。
2段積みすれば4個運べます。

1年前からずっとヤフーオークションで運搬車探してたんですがいい出物は極めて少ない。
エンジンブロックがサビてるのとか、ハンドルのパイプフレームにサビが出てる様なのは相当な年数経ってる証拠なので除外。
一見きれいに見えるものでも出品に際して塗装し直してるのがあるから要注意。
クローラーのゴムが擦り減ったのやヒビの入ったものは年式は別にしても相当使い込んでるだろうから各部のガタ、ヘタリが心配。
もっとも、エンジンの調子については動画が添付されているもの以外は説明文を信用するしかないが果たして。。。
殆どの出品は古い年式のモノでネットで検索してもカタログすらヒットせず仕様詳細が分からないからメンテナンス部品が入手できるかどうかすら分からない。たまに現行機種が出てきたと思ったら殆ど新品と変わらぬ高額・・・。
この手の農業機械はオイル交換すらせずノーメンテで酷使されてるケースが多いので、あれやこれや悩みましたが、長く使おうと思ったら結局新品の方が安くつくと結論付けましたけど・・・・・・・

養蜂って経費ばっかり掛って何やってるのか分からないよ・・・トホホ。

遅ればせながら・・・

新年明けて既に10日になってしまいましたが・・・
遅ればせながら
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

年末年始は超が付くほど忙しく、ブログ更新もままなりませんでした。
年末には山の笹刈り、山小屋の整理・補修等々、古くなった巣枠の解体、整理、巣脾を溶かして蜜蝋作りもやりました。

新年明けても日中17℃とかあるもんだからお正月にも蜂がブンブン飛び回ってました。

という訳で3日にアピバール抜いて回りましたけど、巣箱の蓋開けるのも気が楽でした。

当地では12月28日に梅が開花したとニュースになってました。
ここの所、少しだけ寒気が降りて来て冬らしくなってきたと言えばそうなのですが、それでも日中は花粉付けた蜂が巣門をうろちょろできる気温です。
今年は色んな花の開花が早まるのでしょうか?
早まるくらいならまだしも、あるべき時にあるべき花が咲かないとか、然るべき時に然るべき数の蜂が揃わないとか・・・今年の気候は新年早々不安を抱かせるものになっています。

やれやれ、、今年の作業も今日で終わり

12月にしては随分と暖かい日が続いていたので延び延びになっていた越冬作業、今日でやっと終わりになりました。

両端を新聞紙にくるんだ巣脾や保温板で囲ってやります。

今年はセイタカアワダチソウの蜜が大量に入ってしまったので越冬前の給餌は必要なかったけど、代わりに抜く巣脾抜く巣脾に大量の蜜が貯まっていて。。。
気温が高いから抜いた巣脾に大量のミツバチが集ってしまって大騒動になってしまいました。
寿命が縮まるから越冬前にあんまり大騒ぎしてほしくないんですけど・・・。

ここは風が強いので防寒処理と言うよりは防風処理を行って、これで今年の蜂作業も終わりです。
これで来年2月初旬まで蓋を開ける事はありません。

おっと、大晦日あたりにアピバールを抜くときに一度は開けますけどね。。。

今日はおまけで良い事がありました。

灌水用にと暗渠を掘ったのが10月11日のこと。

以降、まとまった雨が全然降らないから成功したのか失敗したのかさっぱりわからず。。。

一昨日夜の大雨でやっとのことで暗渠から水が出ました。

2カ月お預け食らった後の成功確認なので喜びもひとしお。
やったぁ!

ゆるりゆるりと越冬準備

この1週間急に寒くなったと思ってたら今週は又最高気温20℃の日が続くそうです。
防寒として新聞紙でくるんだ巣脾を入れても、あまり気温が高いと新聞紙を齧ってしまうことがあります。
どうにも越冬作業のタイミングに悩みます。

この暖冬にダニも繁殖しやすいのか未だに大量のダニ死骸の出ている群もあります。
スズメバチ捕獲器を付けてるとダニの死骸が風で飛ばされず巣門前に残っているので状況把握に最適なんですが、もうそろそろ外して夜間の冷え込みに対応してやらねばなりません。

今日は全てのスズメバチ捕獲器を外して巣門を新聞紙で狭めてやりました。

来週こそは最終の防寒処理をしたいです。

取り外した捕獲器は軽く洗浄して、、、乾いたら今年は防腐処理しようかと思います。

さてさて、以前紹介したハゼの木救出作戦。

こんなんだったのが、

今はこんな感じ。

普通の雑草とは違って、笹だの野バラだの難敵、強敵揃いの雑草木を刈り続けてましたらジズライサが破損してしまいました。
3年くらいもったでしょうか?

この純正のジズライサは芯出し座金の要らないタイプで回転軸のギザギザにピッタリはまります。
安心感が違うので山を切り開く時はこれを使ってます。

刈刃も新しいのに替えて、、、まだ先は長い、、、さあ頑張るぞ。

今年の越冬群は・・・やや不良

11月後半になっても20℃を超える日が続いていましたが今日辺りからグッと冷え込んでようやく冬の気配が漂ってまいりました。
とは言っても今年は暖冬傾向の様で、来週あたりは又少し気温が持ち直すみたいです。
蜂の冬支度を何時から始めようか・・・ちょっと悩んでいます。

夏蜜を搾った後に入れたアピバールは(前半の高湿度の影響か?)後半やや効きが悪くなり、ダニが居残った群が出ました。
連続してダニ薬入れられないのでギ酸の投与で何とか凌いできましたが9枚満杯だったいくつかの群は今や4~5枚群にまでなってしまいました。
(ギ酸による産卵低下の影響もあります。)

それでも10月~11月あたりは最もギ酸の効果が高い気温推移の時期です。
気温が低くなり巣箱の中が結露し始める頃になるとギ酸の効果は目に見えて悪くなりますので休薬期間6週間を過ぎましたので連休中に再びアピバールを投入しました。

10月11月はダニの勢力が最大になる時期ではありますが、毎年毎年そのダニの勢いが増してきている様な気がします。

セイタカアワダチソウの蜜が大量に入ってしまって産卵圏を圧迫されたことと相まって、今年の越冬群の出来はあまりよくありません。”やや不良”という所でしょうか。
例年に比べて平均的に1枚~2枚ほど少ない群勢になってしまってます。

もう「がっかり」です。

気を取り直してここの所伸びてきたヘアリーベッチの写真でも。

(良く見るとヘアリーベッチ以外の雑草の方が多いなぁ)

蜜源の確保

一個人が出来る事なんてたかが知れていますけれど毎年蜜源となる草木の種を蒔いたり植樹をしております。
今年蒔いたヘアリーベッチはピーカンの晴れが続いたおかげで発芽率が非常に悪かったですが、ここの所の雨続きで少し芽が増えてきました。

去年だか一昨年だかに植えたヒメイワダレソウは並居る列強の雑草にやられて根は広がってますが大して花は咲きません。山の様な雑草ひしめく中でヒメイワダレソウはまず意味ありませんね。

夏の蜜源にと去年植えたキハダは予想を超えてでっかくなりました。

もう既に3m超え・・・て言うか、大きくなり過ぎ。
このまま成長するとちょっとヤバい事になりそう・・・。

対してミカンの後の蜜源の足しにと思って植えたモチノキは・・・。

植えた時の0.9倍くらいに成長しました???

山のモノたちに葉を齧られ枝を齧られ、植えた時より小さくなっちゃいましたよ(笑)。
10本植えたはずなのに冬の間に1本無くなり、2本無くなり、、、結局7本無くなって今3本残るのみ。
無くなった後の地面には1cm位のコロコロ丸いウンチが一杯。。。
ウサギはこの木が好物なの?それとももしかしてイノシシ?

さて、今年予想外に蜜を吹いて初めて単花蜜が取れたハゼの木だけど、その後急激にツル系植物に浸食されていきました。

中央のこんもりしてるのがハゼの木。
ツルの葉に覆われて何が何だかわからない状態になっていますが小さいの含めて3~4本のハゼの木がこの中にあります。
蜂場にはあと5、6本ほどこんな状態のハゼの木が。

今年の冬は、この鬱蒼とした茂みを切り開いてハゼの木救出作戦を実行しなければなりません。