オオスズメバチの初飛行とかオス蜂の事とか

昨日、今日とポッカポカ、作業をするとじんわりと汗ばむくらいでした。

そんな今日の作業中、今年初めてオオスズメバチの女王蜂が飛行しているのを目撃しました。突然のことだったので写真撮れませんでした。相当でかかったです。
来週にはスズメバチトラップに誘引液を入れて本格的なスズメバチ捕獲体制に入ることにします。

さて、蜂達の方ですが貯蜜が一向に増えません。
この1週間はやたらと寒かったせいなのか、あるいは手持ち巣脾が圧倒的に不足している為に巣礎をばんばん投入している関係で巣盛りの為に蜜が大量消費されるのか、はたまた爆発的に増える産卵、育児に蜜を大量消費している為なのか・・・
桜と桃が一気咲きして先週の雨&強風攻撃であっという間に散ってしまって後、めぼしい花が無いというのも原因かもしれません。
蜂場に上がる道すがら、野イチゴの花が咲いている所にうちの蜂達が飛び回ってましたが、野イチゴってあまり蜜が出ないのかな?

隔王板というメスの働蜂しか通れない(つまり女王蜂やオス蜂は通れない)網を隔てて巣箱側を育児圏、継箱側を貯蜜圏に仕立てているわけですが、継箱に入れた蓋蜂児枠にはオス蜂房もたくさんあるので貯蜜圏である継箱内に羽化したオス蜂が大量に入り込んでいます。オス蜂は交尾することが唯一のお仕事なんで、普段は大飯食らいの居候みたいなもんです。ですので今日はその継箱内のオス蜂を一匹一匹取り除いていったのですが、大量の巣箱を管理している様な所はどう対処しているんでしょうかね?

さて、オス蜂つながりと言えば、一部の群でまだダニが残っている問題ですが、本日の内検でオス蜂巣脾に蓋掛けされているのを確認しました。

オス蜂の発育日数は卵3日、蛆6.5日、蛹14.5日ですので、蓋掛けされてぎりぎり2週間ありますので来週には蓋を切り取って蛹を全部取り出すことにします。
ダニは蛹期間の長いオス蜂房に好んで寄生するんだそうです。
オス蜂って、人に排除され、ダニに狙われ・・・なんかちょっと気の毒というかなんというか・・・・。

スムシ&ダニ

今日は天気予報によれば昼過ぎまで雨&強風って事でしたが、何故かこの辺は雨も降らず、風もまあ少し強かったですがそれほどでもなく。。。ただやたらと寒かったですね。
最高気温が10℃に行ったか行かないか位でした。

昨日できなかった群を内検しましたが、中には明後日位には出房するであろう王台のある群もありました。先週の内検で見逃したんでしょう。なんか超ヤバかったかも。

年がら年中居るスムシですが、ちょっと暖かくなってきたせいもあって少し活動が活発になってきています。ちょっと勢いの弱い群なんですけど、

繭みたいなのがあるので取り除いてみると

直径3mmくらいの穴のなかにこやつが居ました。

スムシはハチノスツヅリガという蛾の幼虫。日本ミツバチにとっては天敵と言えるスムシですが、西洋の場合には、まああまり問題にはなりません。見つけたら駆除するくらい。
巣枠を巣箱から取り出して放っておくとまあ悲惨な事にはなりますし、時には巣箱を穴だらけにしてくれることもありますが。

その他にはダニを抱えた蜂のいる群がありました。
こっちはちょっと深刻。ダニ薬は3月16日に取り出したばかりですのでもう使えません。
継箱群には現在、雄蜂専用の巣礎をいれており、これに大量の産卵をしていますので蓋蜂児になってしばらくしたらこれを取り出しダニを駆除したいと思います。

左端の♂マークの巣枠が雄蜂専用の巣枠です。

この辺りの詳細はまた機会を改めて。

週末養蜂の大敵

週末養蜂の大敵は週末、土日に雨が降ること。
特に春の建勢期に土日2日連続して雨が降り内検ができないと分封(分蜂)の危機にさらされます。
分封(分蜂)とは「ぶんぽう」と読みますが、新しい女王を作って、その新女王が誕生する直前に旧女王が群れの約半数を引き連れて巣を飛び出してしまうことを言い、これがこの時期に起きると・・・まあ、群勢がガクッと落ちて蜜を採るどころではなくなってしまいます。

なんだか今日、明日と台風並みの低気圧の通過で強風・波浪・大雨がどうのこうのと言っています。
こちらでも今日は朝から雨。風は強くないものの明日は風も強くなってどうも昼過ぎまで雨の予報。
こりゃやばい。

どうがんばってもお天気は変えられませんので自宅にてカビてしまった巣脾や無駄巣を溶かして蜜蝋作りをしていましたら3時過ぎに雨がやんできました。
急遽身支度して蜂場へ。少し雨がパラパラしてますけど今日は少しでも内検を進めておきたいということで内検強行しました。
自然王台を作ろうとしている群や、何故か変成王台を作っている群などがありましたが、ぜーんぶ潰しておきました。先週あたりから雄蜂がかなり増えてきましたので、彼女達は分封やる気満々なんですね。辺りが暗くなってきて雨も降り始めてきましたのでまだ半分も内検終わってないですが今日の作業は途中で終わりとしました。

前回ブログに書いた継箱失敗群ですが、今日内検したところ継箱には蜂も居ましたがやっぱり蜂が薄いですね。おまけに巣門前には大量の羽化前の蜂児が出されていました。
ざっと勝手に数えて100匹程度でしょうか?
やっぱり駄目だった蜂児も居たようですが、今まさに出房中の蜂も居たりして。
まだ蓋掛けされた巣房も残っていて日数的には・・うーんどうなんだろう。
もう少し様子見してみます。

明日も午前中は雨の予報ですが、雨が止んだら残りの群の内検をしなくてはなりません。
お願いですから雨止んでください。

継箱失敗群が出た!

ミツバチの活性化と共に日が長くなってきました。
この時期は色んな意味で状況が激変するので、本日ちょっと時間が遅かったですが夕方プチ内検してきました。
夕方内検すると蜂が怒るのであんまりやりたくないんですけどね。
案の定、覆面布の中に入ってきた蜂に顎を刺されてしまいました。ちょっとヤバいです。

ヤバいのは人間だけじゃなくて。。。
全部は見切れないので継箱群の継箱だけ見ていったんですが、まあ概ね問題ないでしょう・・・なんて思いながら最後の継箱群を見てみると。。。。
なんと、継箱に蜂が居ません。全部下の巣箱に降りてしまっています。
2週間前の23日に継箱にして、先週30日に内検した時には何ら問題なかったのに、今日は蜂が全部下の巣箱に降りてしまってました。
何故蜂が降りてしまったのでしょうか?そしていつから?最悪4日間になるかな。

訳が分からないまま、取り敢えず下の巣箱から蜂の集った全面蓋蜂児枠と花粉・貯蜜枠の計2枚を継箱に上げておきましたけど、継箱の蓋蜂児の生死は不明です。
何故蜂達は蜂児を捨てて下に降りてしまったのでしょうかね。
ちょっとよくわかりません。

女王産卵再開しました

今日で3月も終わり。明日から新年度4月です。
麓の桜は今満開で、山頂の桜に期待・・・みたいに思ってましたが、今日既に山頂の桜も満開だそうです。こりゃだめだ。

まあ、そんなこんなもありますが、今日も朝から晩までずっと蜂のお世話をしてました。

昨日のブログで産卵停止していた女王さん、本日産卵再開していました。
昨日の段階でとある処置をしていたのですが、それが功を奏したみたいです。
まあ、よかったよかった。

今年はかなり群を増やしていますので色んな器具が足りません。
なるべく出費を抑える目的で自作の器具を作ってますが、自作給餌器の耐水テストも行っています。

まあ、8割方水が漏れますね(笑)。
却って買った方が安いんかね?

ショックな事2題

今日、掃除採蜜しましたが、同時に内検もしました。
プチショックなことと大ショックなことがそれぞれありました。

まずはプチショックなこと。
それは先週入れたまっさらの巣礎。巣盛りが盛んなことは良いことですけれど、よりによっていきなり雄蜂房を作られてしまいました。

ちょっとよくわからないかもしれませんが、画像ほぼ中央はさんで左は普通の働蜂巣房です。でも右側は少し巣房の大きさが大きいと思いませんか?
これは雄蜂用の巣房なんです。器用に極小ブロックを間に挟んで大きめのハニカムを作ってやがる。
まったくもう・・・。お見事ですよ。

さて、大ショックな出来事。
1群だけなんですけど、先週継箱した後に産卵を停止してしまった群が出てしまいました。
全く産卵していません。体格も若干小さくなったような。
山の蜂場の中では割と産卵旺盛な女王だったのに、何がいけなかったのでしょうか?
継箱に上げた巣脾の代わり、産卵圏の確保の為に入れた巣脾は花粉と蜜が貯められていて卵は一個もありません。
継箱にするのが早すぎたのかな?元々そういう女王だったのかな?
どなたかわかる方がいらっしゃれば教えて下さい。

普通なら他群と速効合同なんでしょうが、経験を積む為にももう少し様子を見てみようかとも思っています。

掃除採蜜を行いました

山の蜂場の麓にある公園の桜は今日満開でした。

見事に咲き乱れてますねぇ。

山の蜂場に行く途中には野イチゴの花が咲いています。

もう花は終わりかけていますが、うちの蜂達やニホンミツバチが盛んに訪花していました。
この辺り結構ニホンミツバチを見かけます。

さてさて、今日は予定通り掃除採蜜を行いました。

蜜蓋をされている所は切り取って遠心分離機にかけます。
まだ蛆の房もありますので慎重に回転数を調整して飛び出さないようにしなくてはなりません。

楕円に蓋掛けされている、その外側が貯蜜枠です。蓋掛けされているものを蜜刀で切り取った状態の写真です。
上の方に少し白っぽい色の蓋が掛けられているのは雄蜂房です。最近一気に雄蜂房が増えてきました。間違えて雄蜂房を王台にしているのがありましたが写真を撮り忘れました。もちろん取り除きましたが、この辺りの話はまた機会があれば。

この巣板は働蜂は通れるけれども女王蜂は通れない隔王板という板を隔てた継箱という空間にありますので、新たに卵が産みつけられることはありません。
蓋蜂児から成虫が誕生したら空き房になって蜂蜜が溜まっていくという寸法です。
これでやっと蜂蜜を集める準備が整いました。
おいしい蜂蜜を集めて下さいね。

桃の花と桜が同時に満開

今年は桜が咲くのが早すぎます。
記録を取り始めてから2番目の早さなんだそうです
こちらでは例年に比べて8日も早い満開宣言。
うちの近所の公園の桜も満開でした。

まだ蜂の準備整ってないのに・・・。

うちの裏庭にある八重咲きの桃にうちの蜂が盛んに訪れていました。

山の蜂は明日「掃除採蜜」を行う予定です。
越冬の為に与えた「砂糖蜜」やダニ薬「アピスタン」の成分を蜂蜜に残さない為にどうしても必要な作業となります。
掃除採蜜した後に溜まった蜂蜜が初めて本物の蜂蜜になります。

麓の桜はもうすぐ散るだろうから、山頂の桜に期待したいです。山頂の桜は約1週間遅く満開になるので春の蜜に少しは桜の蜜が入ることを期待しているこの頃です。

今年は桜の開花が早すぎる・・・

近隣の桜も2分咲き程度になってしまいました。
来週中には満開になると思います。
今年は桜の開花が早すぎますよ。
蜂の建勢が間に合いません。
桜蜜はやっぱり難易度が高すぎるね。

今日は山へ行くと蜂の羽音がブンブンと聞こえて蜂達も飛び回り、なんだか気分もウキウキでした。
さて、越冬に入る前に与えた「砂糖蜜」やダニ薬「アピスタン」の影響を取り除く目的で行う「掃除採蜜」を今月末に行う為には今日継箱(つぎばこ)をしておく必要があったので本日継箱できる群は継箱にしました。
養蜂は餌として砂糖水を与えているから蜂蜜も砂糖の混じった蜂蜜だ・・・なんてことはありませんよ。餌で与えた砂糖蜜はわざわざ全部綺麗に取り除いてから蜜を貯めていくんです。
掃除採蜜以降に桜蜜が入ればラッキー・・・かな。

自宅の庭に置いていた群が何故か最強群だという話は以前にしましたが、近所の方と立ち話した際に、庭の花にうじゃうじゃ蜂がたかっていて、箒で追い払っているんだけどすぐにたかってくる・・・みたいな話をされましたので、まあクレームではないんですが山の蜂場へ戻すことにしました。

自宅群は基本、リハビリ群です。今回の最強群となった群も、元はと言えば割り出した群で女王蜂が産卵を開始した直後に盗蜂にあってしまい、風前の灯となってしまった群を自宅に持ち帰ったものでした。梅雨時期以降は何故か自宅周辺の環境の方が良かったみたいで驚くほどの回復を見せた群なのでした。
ちょっと強引かと思いましたが、今日3段箱にしてみました。

みつばち達が集めてくるもの

みつばち達が集めてくるものは何も「はちみつ」だけではありません。
はちみつは謂わば炭水化物に相当するのに対して、「花粉」がたんぱく質に相当します。

後ろ脚に花粉をいっぱい付けて帰ってきます。
花粉は育児に使われますので、花粉の持ち帰り量を見れば育児がどれくらい行われているか大体の見当が付きます。
この時期、帰還する蜂達の約4割~5割は花粉を付けて帰ってきています。
色は「白」「クリーム色」「黄色」そしてなんと「ショッキングピンク」!
一体どんな花から採れる花粉なんでしょうか?
花粉の色から花の名前を言える人、すごいですね・・・僕は全くわからないです。

さて話がそれました。炭水化物とたんぱく質、これだけでは不十分ですね。
蜂達もしっかり補助栄養素としてミネラルを補給していますよ。

プランターの土にとまって何かをしきりに吸っています。

さあ、そしてやっぱり蜂といえども水は必要な様です。

雨水をしきりに吸っているみつばちです。

水は夏の暑い時期には巣箱内を冷やすためにも使われます。
まあ、いわゆる打ち水ってやつですね。

冬を越したみつばち達はあれやこれやと大忙しの様子です。