作業小屋が欲しい・・・

うちには作業小屋が無いので雨が降ってない日に庭の一画で作業をしています。
本当はこういった作業は雨が降って外作業ができない日にやれば良いんですけどね。

今春に向けて巣枠の組み立てを行いました。

今まではトンカチと釘でやってましたが、今後のこともあるので思い切ってエアーコンプレッサーとエアータッカーを購入しました。
釘打ちよりも遥かに効率的です。
ただ、エアータッカーは安物だったせいか、空打ちが多くストレス溜まります。

組みあがった巣枠は、これまた作業小屋が無いので部屋に持ち込んで室内作業になります。
ハト目を打ちこんで針金を張っていきます。

針金を張るのは指が痛くなってなかなか捗りません。

にしても、作業小屋が欲しい。
夢のまた夢です。

仕事納め

冬になると蜂の内検は殆どできなくなるので蜂屋さんは超ヒマになる・・・かと思えばさにあらず。
色々とやることが目白押しです。来年用の巣枠を組み立てたり前回記事に載せた様な必要器材を作ったり、はたまた蜂場の整備をしたり。

12月に入ってから蜂場の周りに生い茂っている笹刈りなんかもせっせとやってました。

ここはその昔みかんを作っていた山です。もう40年近くも放置していました。2年前、ここを訪れた時は一面の笹林、笹の背丈は3mはあろうかという状態でした。
それから週末ごとに笹を刈り払いなんとか蜂を置ける状態にしたのですが、まだまだ周囲に笹は残っています。今年こそはなんとか・・・と思っていたのですが無理ですね。
また来年も、もしかして再来年も冬は笹を刈っているかもしれません(笑)。

今日は朝からよく晴れ、気温も高かったので蜂も幾分か飛んでいました。
でももっとも飛んでいたのは自宅に1群だけ置いている(何故か?)我が家最強群でした。

大丈夫なんすかね?こんなに労働して。
自宅と山は直線距離にして約900mほど、標高差は概ね150mくらいしかありませんが、この時期の勢いに雲泥の差があります。いまだにこの群は卵、蛆、蓋蜂児を大量に抱えています。保温処置は巣門を狭めることだけ。他何にもやってません。巣脾8枚、給餌器1枚とその外側に貯蜜枠。
何が山の群とのこの差を生むのかいまだによくわかりません。

さて、本当は明日を蜂の仕事納めにしようと思っていたのですが、家の掃除や年越し準備などがあるので本日をもって仕事納めにすることとしました。
来年はいよいよ蜂の仕事を本格化していきたいと思います。
うまくいきますように。

給餌終わり

明日から又々寒くなるって言うんで少し寒さが緩んだ今日、内検・・・というより貯蜜の確認をササッとしてきました。
先週給餌した蜜はもう殆ど運び込んでおらず、まんま残っている群がかなりありました。
やっぱ、もう寒すぎるんだな。
給餌箱に残った蜜は全て取り出し、いよいよこれで越冬突入です。
貯蜜が十分でない(と思われる)群もあるんですが蜜をやっても吸わないんだから仕方ありません。
何割の群が越冬に失敗するか・・・できれば全群生き延びてほしい。

今日はこの他にもこんなもの作ってました。

自作の給餌器です。

来年に向けてあれやこれやと作らないといけないものが目白押しなんですが気は焦るばかりで一向に進みません。

越冬準備進まず・・・

ここしばらく、最低気温1℃前後、最高気温8℃前後の日が続きました。
今年は寒くなるの早過ぎ~~。

おかげで先週土日は内検できず、給餌もできず、一応巣箱を持ち上げて重さを確かめてみたりするくらいでした。

やっとこさ、今日はどんよりとした曇り空ながら日中の気温も高く、久しぶりの内検ができました。
うーん、群によって貯蜜や産卵状況がてんでバラバラだぁ。
中には貯蜜スッカラカンの群もあれば、なんでかわからないけど産卵する巣房が殆どないほどに全巣脾貯蜜している群もあります。
どっちもよろしくない。

越冬時期は群ごとに巣内の状況が全く違っていて対応が難しいなぁと思います。

越冬準備 ぼちぼち・・・

なんか今年寒くなるの早すぎ・・・。
今のところ週末養蜂なので1週間サイクルの管理しかできないのですけど、気温の下がり方が急過ぎて処置が後手後手に回っています。人も蜂も。
強勢群なんかはまだ卵、蛆、蓋蜂児枠なんかが多量にあって越冬貯蜜がまだ十分ではありません。あんた卵産み過ぎ・・・ってな女王さんも居ます。
後数回給餌が必要かな?

今日は日中気温が10℃くらいしか無かったけど内検&保温作業を行いました。

空巣脾に新聞紙を巻きつけて断熱します。

産卵を停止している群が数群ありましたがちょっと早すぎない?ここんとこの寒さの影響?それともこの前の蟻酸の影響?
ちょっと心配だぁ。

うちの現在の最弱群。

給餌器(穴が開いて見える枠)の外側に貯蜜枠入れて越冬枠(中央の枠)に蜜を移動させようとしてますが殆ど吸ってません。給餌器にも若干の残りが。
見栄張って越冬枠4枚にしていますが、実質3枚強程度です。
多分、この群は越冬難しいと思います。

本日スズメバチ捕獲器も全て外し、巣門も冷気が入らない様に狭めておきました。

まあ一応こちら暖地なんでそのまま越冬できると思うんですけど、気温の変化を和らげておいた方が来春の立ち上がりが早いかな・・・なんて思って

こんなこともしています。
まあ、気休めなんですけど。

スズメバチの新女王

もうそろそろスズメバチの数も減ってきて、スズメバチ捕獲器も12月に入ったら取り外そうかと思っています。
さて、そんなスズメバチですが、10月中旬以降、ネズミトリモチに掛かる大スズメバチが以前とはちょっと変わってきました。
普通の大スズメバチの体色は黒とオレンジ色のトラ柄なんですが、ここ最近のは綺麗な「黄色」なんですよ。しかもでかい。

カメラで撮るとちょっとわかりにくいですが、色が明らかに違います。
最初はオスかと思ったんですが、腹部が6節なのでやっぱりこれはメス。ちなみにオスは7節らしいです。
これは来年の新女王なんでございます。

越冬給餌

前回記事にした蟻酸によるダニ駆除ですが、1週間後となる先週内検したところ、いくつかの群で女王が産卵を停止していました。また同時に死に蜂も群あたり10~20匹程度発生してしまいました。初夏に実施した時はなんら問題なかったのですが、今回はちょっと失敗した様です。
気温が低い場合は蒸散の速度が遅いので蟻酸の量を減らすか、濃度を低くした方がよいのかもしれません。
そんなこんなで先週はちょっとブルーが入ってました。
蟻酸処理は当初3~4回程度予定していたのですが、急遽1回で取りやめです。
一応ダニの死骸があったのが数群ありました。

さて、先週より女王の産卵回復も期待しつつ、越冬に向けていよいよ給餌を開始しました。

本日内検したところ、産卵を停止していた女王も幸いにも産卵回復したみたいで本当に良かったです。
本日は先週に引き続いて給餌2回目を実施しておきました。
一部の強勢群では貯蜜一杯、花粉一杯、産卵豊富で給餌しようにもできない群もあります。おもしろいもんですね。

薬剤を使わないダニ対策

8月中旬から9月一杯までアピスタンという薬剤を使ってダニ対策しました。
まあ、これでダニが全滅するならこんなに楽なことはない訳ですが、現実はそう甘くはありませんよ。
ダニはしぶとく生き残っています。全体的にちぢれ羽の奇形蜂はめっきり少なくなりましたが、特定の巣箱でここ1週間ほど2~3匹見受けられる様になりました。又、巣箱によってはダニを背負った蜂が1~2匹発見されるようにもなりました。
そこで越冬に向けて薬剤を使わない蟻酸によるダニ対策を行いました。
高濃度の蟻酸は酸である以上取扱いには細心の注意が必要ですが、ハチミツには元々微量の蟻酸が含まれており、揮発した蟻酸がハチミツに与える影響はほぼ無いと言えます。海外ではダニ対策として一般的に用いられている手法とのことです。
海外の資料によると濃度65%の蟻酸を巣板1枚当たり約2ml、キッチンペーパーなどに染み込ませ、4~7日間隔で5~6回処方するのだそうです。この処方は一日の最低気温12度以上で、最高気温は18度~25度程度が最も効果的らしい。
ちょっと気温が低くなってきたけれど越冬に向けてダニ対策実施!

まずはキッチンペーパーを薬包折りして。

65%に薄めた蟻酸を用意。(防毒(有機酸)マスク、ゴーグル、ゴム手袋など完全防備でやってます。)

キッチンペーパー1枚あたり約10ml浸透しますので1群あたり2枚使用します。

本当は4日周期くらいでやりたいけど無理なので1週間おきにやって12月初旬くらいまでやってみることにします。

ミツバチの予知能力?

前回の記事で1群2王となった群の話を書きました。
あれから2週間経ってしまいましたが、その間、この群で悩ましい事態が発生しました。
先週の内検の際、この群の女王が全く卵を産んでいないことが確認されました。
もう1週間様子を見てみようと言うことで、今日の内検になりましたが、やっぱり卵を産んでいませんでした。
弱小群である上に産卵をしなくなった女王。越冬時期に女王は産卵をほぼ停止することがありますが、この時期に産卵を停止するのはまあ不具王ということでしょう。
今日、仕方なくこの群を他の群に合同させました。
合同して空になった巣箱です。

ミツバチ達は女王がこうなることを察知して敢えて新女王を作ったのでしょうか?
あのまま放置していれば何とかなっていたのでしょうか?
自然の営みの前で人の介入は余計なお世話なんでしょうか?
ちょっと考えさせられた”事件”でした。

教科書通りにならない・・・1群2王

生き物を相手にしていると、時として思い通りにならなかったり、お手本や教科書に載っていない事が起きて焦ることがあります。

昨日の内検中、弱小群で頭を悩ませている1群を内検している時でした。
産卵が少ないなぁ、増えないなぁ・・・と思いながら内検を進めて居ました。
この女王さん、若干体が小さいですねぇ。小さいから産卵少ないのかなぁ。蜂数少ないし越冬できますかねぇ。

で、女王さんを見た巣脾から進めて2枚目の巣脾で、、、、

おりょりょ、、、さっき見た女王がいるよ?
あれれ?いくら体が小さいとは言え、こんなに小さかったっけ?
ひょぇー、、、新しい女王が産まれてるよ。。。。

先週の内検で完全に王台を見逃した。この時期に王台なんて作らないと思い込んでいた。でも、なんでこんな時期に。

春先なら完全に旧女王は分封起こすが、さもなくば両者殺し合いした結果・・・。
今回はそうならず、なんと一つの巣箱で2つの女王が仲良く同居していた。
この時期に女王を作ったりするんだね。弱小群で何の為?

この時期、他の群にはオスバチはもう既に居ません。ただ、この群にだけはオスバチが居るんです。まだ出房前のも含めて。
ですけど、どう考えてもこれから交尾して越冬なんてできません。

どうにかできないか一生懸命考えてみたのですが、何をどうしても何ともならないのでこの女王さんは処分しました。
なんかこういうことあると思いっきり凹む。